『子どもが自ら考えて行動する力を引き出す 魔法のサッカーコーチング ボトムアップ理論で自立心を養う』 畑喜美夫(カンゼン)
今、行われている高校サッカーでも取り上げられている、「ボトムアップ理論」です。
選手の主体性を引き出すために行なったボトムアップ理論。
いい悪い、正しい正しくない・・・様々な意見がありますが、子どもたちが成人して大人の社会に直面したときのことを想像した指導です。
メンバー選考から戦術までの全てを選手に託しています。
ちなみに、メンバー選考の優先順位は、(1)社会性 (2)賢さ (3)上手さ (4)強さ (5)速さ。
上手い選手でも、学校や私生活の態度が悪ければ、試合に出ることができません。
自主自立、社会性、創造性を身につけるにはとても大切なことだと思います。
勝利よりも大切なこと、サッカーをするにも人間力が土台になること・・・学ぶべきことはたくさんあります。
2014年は、松商学園(長野)。1回戦を突破しています。
「やらされる」のではなく、選手自らが「進んでやる」スタイルにしたことで、サッカーに対する取り組みやだけでなく、日常生活の質が劇的に変化したそうです。
時間はかかっても、それが当たり前になれば・・・嬉しいですよね。
教育の世界でも「今」力を入れて取り組まなければならないことです。
10年、20年先に必要だと言われている力。逆に言えば、「指示待ち」が多く、「自分で考えて行動すること」に課題があるということ。
長い目で子どもたちの成長に携わっていこうと改めて思いました。
参考として・・・