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還暦おやじの洋楽日記

AT THE SOUND OF THE BELL /PAVLOV’S DOG

 キッチュな音楽に面白さを感じていた時があった。ひねくれていたんだろうが、概念に囚われない考え方や作品に惹かれた。パブロフス・ドッグはアメリカのロックグループ。プログレの括りで紹介されたアーティストではあるが、実際はメロディアスなポップロック。2nd「AT THE SOUND OF THE BELL 」(邦題:条件反射)を懐かしく聴く。

She Came Shining
Standing Here With You (Megan's Song)
Mersey
Valkerie

Try To Hang On
Gold Nuggets
She Breaks Like Morning Sky
Early Morning On
Did You See Him Cry
(1976)

「She Came Shining 」スタートのスペース音を未来的と感じてしまうのはオジサンなのであろう。徐々に盛り上がって行くサウンドは確かにプログレ風。「Standing Here With You (Megan's Song) 」牧歌的なメロディーラインがちょっと感傷的、全うな女性ボーカルで聴いてみたい曲。「Mersey」は小粋なボーカル曲 。「Valkerie 」はロックオペラ調って、ポップではなくこれぞキッチュですね。つづくB面スタート「Try To Hang On」アップテンポな曲はアルバムに変化を与えている。続く「Gold Nuggets 」の抑え気なボーカルも味がある。「She Breaks Like Morning Sky」は、再びサーカンプのボーカル全開。「Early Morning On 」は、青年らしい歌詞が、オジサンの俺には少し恥ずかしく感じる。最後の「Did You See Him Cry 」はプログレ風大団円でした。
プログレ風味のポップな楽曲がつづくこのアルバム。デヴィッド・サーカンプのボーカルを受け入れるか否かがこの作品の評価を決定してしまう。ボーカルアルバムと言ってもよい特異な作品ですね。
(さだ)

コメント一覧

ミュウ
はじめてコメントします
HTTP://blog.goo.ne.jp/flamebyflame
70年代に中高生でロックを聴きまくっていたものです
いやー、懐かしいですね
聴きましたよこのアルバム
私は、このヴォーカルの名前は
デヴィッド・サーカムと記憶していました
ラッシュのゲディ・リーに歌唱法が似ているって
当時言われたものですね

このバンドはカナダかアメリカのバンドだったと
思いますが、
イギリスっぽい感じで、注目を浴びていたと思います
青春が甦ります
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