ゆう’sful LIFE

感染予防と看護について考えたことや勉強したことを綴っています。

自分は感染していないなんて思わない方がいい

2020年07月11日 | 感染管理
東京都のCOVID-19患者数が増加していますが、一方で自粛緩和を進めている部分もあり
一般市民は、行動をどの程度拡げていいのだろうかと戸惑っているのではないかなと思います。

この数は、様々な解釈ができると思うのですが、背景などの情報を見ることができないので単純に数だけでどうこう言えないと思います。
しかし、この数は楽観視できる状況ではなく、厳しい数だと思います。

テレビを最近はあまり見ないようにしているのですが、プロ野球で観客を入れるようになったニュースの中で気になったものがありました。

千葉の球場に来ていた都内在住の女性が
「行くのは怖いと思ったけど、感染対策をちゃんとやってるなら大丈夫かなと思った」
と言っていました。

都内在住の女性の方が、感染しているリスクが大きくて、自分が千葉に持ち込むかもしれないとは思っていないんでしょうね。
もちろん、不特定多数の人が集まるのですから、球場で感染するリスクがあるでしょう。
千葉の人から見れば、都内から来る人が千葉に持ち込む不安もあるわけです。
患者さんたちと話していて常に感じるのは「自分は大丈夫と思っていた」という当事者意識の欠如です。
感染した人が悪いとは言いませんが、行動に慎重さが欠けていた人がそれなりにいるというのは事実です。

個人的には、今はリンクが追えない症例や、東京では特定の業種や人々に限定した感染状況ではなくなってきているので
特に都内からの人の往来は、控えてもらうことが必要な状況だと思います。

政府からの発信は、行動レベルで変容を促すような具体的な表現であってほしいです。





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