高校の授業すっ飛ばしについて

とある新聞の社説（もうちょっと軽いコラム的な記述だったかな？）についての反論です。

そこには次のような事が書かれていた。
“高校で世界史を教えないから、大学生の学力が落ちている”
“高校で世界史を教えないから、高校は未熟な人間的を排出している”
“高校で世界史を教えないから世界観が身に付かない”
・・・・とか、つらつらと。。

どう読んでも
“世界史を教えないのは悪だ！”
“日本史を教えるんなら世界史を教えろ！
“日本をバカばっかりにしてるのは日本史を教えているからだ”
って感じる文でした。

でもな、
俺等の時代は世界史は必修じゃねぇ！
するってぇと、
俺等の世代はバカなのか！？

俺や周り（俺の周りの人、ゴメン）を見るとある意味その通りでは有るが、世界史を履修していなくてもバカじゃねぇヤツもいるぞ！

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学習指導要領における、俗に言われる高校の社会科の履修内容

１９９８年改訂版（２００２年にも改定されていますが、高校の社会科の変更はナシ）
・社会科を“地理歴史科”“公民科”に分ける
・地理歴史科は“世界史Ⅰ”ないし“世界史Ⅱ”を必修とする
・また、“日本史Ⅰ”“日本史Ⅱ”“地理Ⅰ”“地理Ⅱ”から１つ以上を履修
・公民科は“現社”１科目か“倫理”“政経”の２科目を必修とする

１９８２年改訂版（俺等の時代ですな）
・“現社”は１年時に必修
・現社履修後に“日本史”“世界史”“地理”“倫理”“政経”のいづれかを履修

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つまり、現在は社会科は最低で３科目必須。
昔は最低２つ。
（そのまた前は４科目だったりする・・・）

授業数自体が違うだろうから一概には言えないけど、社会科だけ見るとボリュームアップしてるんだよね。
ゆとり教育とか言ってるから内容を薄くしてるのか？
内容を薄くしていないってんなら、世界史すっ飛ばして日本史やったとして俺等の頃とボリューム的には同じになるんじゃねぇの？
それとも社会科を増やしたって事で他の教科を減らしてんのか？
そうすると別の教科でバカを作り出してるのか？

俺等の頃にゃ学力低下って言われたたし実感もあったけどさぁ、今言われている学力低下ってのは社会科だけで見ると、世界史を教えない以前に現社を必修にしていない方が大きい気がするんですけど。
まぁ、現社を教える先生が現代について行っていないって事もあるんだろうけど。

ま、勉強しなかった俺が言うのもなんだけど、
世界史が必修じゃなくて良かった。。