別冊図書館戦争 2有川 浩アスキー・メディアワークス詳細を見る |
多分にネタバレを含んだ内容となっております。
未だ読まれていない方は避けて頂いた方が賢明です。
別冊図書館戦争1では主に堂上と郁の
交際中の出来事が描かれていましたが
こちらは堂上夫妻となった二人の日常と、
で、あいつらはどうしたんだよ…!!
と気を揉まされていた手塚と柴崎の話が描かれています。
相変わらずテンポがよくて一気読み。
そして「背中合わせの二人3」は泣いた!
どこでってベタですけど、柴崎が
大事にして大事にしてと泣きじゃくるとこ。
あれはアカンて、有川先生!!
柴崎の弱いところが一気に噴出して
またそれを手塚が上手に受け止めたりして
作者の言葉を借りて言うならホントに
「勝手にシアワセになってください」の一言。
呆れちゃうのに泣けるのは、柴崎の立ち位置とか振る舞いとか
自分に課してるレベルの高さとかを
程良く盛り込んできた作品だったからなのかなぁ。
何はともあれ、晴れて手塚夫妻となった二人には
是非とも堂上夫妻の様にシアワセになって欲しいものです。
これから有川先生の掌からはみ出るほどに踊る
彼らの表情を見れ(読め)ないと思うと
寂しいやら悔しいやらですが
DVD初回限定版には有川先生による
書き下ろしが入っているそうで…
極貧の妻にはちょっと無理があるよ…!
でも読みたい、でも手が出ない。
ああ、どなたか貸して下さい!