患者と自分の常識のズレ

2023年07月08日 14時29分58秒 | + プラス
ある時、患者さんからラゲブリオという薬について相談をうけました。

ラゲブリオといえばコロナの飲み薬

ややこしい内容だったら嫌だなと思いつつ、聞いてみると

「1回4カプセルは無理なんで、2カプセルずつ飲んで良いか?」というもの

!?・・・なるほど

ラゲブリオは1回に4カプセルを1日2回なんですが
一気に4カプセル飲まないとダメだと解釈されたらしい

「胃で合流するから1カプセルずつ分けて飲んでも大丈夫ですよ」

って返答しました。

このエピソードは患者の常識≠自分達の常識であることを思い知らされたワケですが、
薬学部でもこんなのイチイチ教わるものでなく、人生で経験していると思うのですがどうなんだろう??

例えば何かを食べて吐いてしまったときに
最初に食べようが後から食べようが色々混ざって出てくると思うのですが
問い合わせの患者さんはそう言った経験をしてこなかったのかな?

そういえば座薬を漢字で“座”ってあるものだから座って服用と思っている人がいるとかいないとか…
薬剤師あるあるの漫画にもあります。


ちなみに座薬は坐薬とも書くわけですが、調べてみたら違いはないそうです。


こういう患者の誤解を解いていくのって
薬剤師の仕事の大事なところなんですよね・

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