低所得者への給付は、ただのばらまきなのかな。

低所得者への給付の話がほぼ決まったようだ。

２年半分を前倒しで来年配る。

ばらまきなのか？
その理由は良く考えなくてはならない。

元々消費税が上がった時から始まった臨時給付。
その理由は消費税が上昇したことにより、
低所得者ほど所得のうちの割合が高くなる食費への負担が大きくなることへの補助としてのものだ。

ばらまきと言えばそうなのかもしれないが、
条件となっている低所得者からすれば15000円は大きい。
必要でも買い控えていたもの、買いたいのに買えなかったもの（贅沢品ではなく）を
購入できるのは嬉しいだろうし、助かるだろう。

ばらまきだなんだと言っている人々は、ある程度の中流層以上なのではないか。
自分の物差しで「お小遣いを配るなんてばらまきだ」と捉えるのは賢くない。
低所得者からすれば、大変に助かるし、政府に感謝するものも多いはずだ。

しかもだ、ばらまきといってる人たちはこの給付はされない人々。
彼らがもし自分たちも受け取れるとしたら、
やはりばらまきだと言って反対するか？
いや、喜んで給付を受けるだろう。
低所得者たちの喜びはその数倍であると想像できる。

自分達が給付の対象になっても反対し受け取らない、
その信念があるものだけがばらまきだと批判できるのではないか。

残念ながらその信念を持つものはわずかだろう。

今のなん分の一かの所得になった時にこの給付はどれだけ助かるだろうか。
それが想像できるかどうか、
そして思ったことを簡単にすぐに口にしない思慮深さがとても大事だと思う。



経済対策：低所得者に１．５万円 現金を一括給付 http://a.msn.com/r/2/BBuZcwZ?m=ja-jp&a=0