< 栃木県でダムめぐり2024(②鬼怒川上流4ダム)からの続き... >
2024年4月16日(火)~4月17日(水)
今夜の宿は「ホテルサンシャイン きぬ川」というところ。 いつものように じゃらんnetで [料金が安い順] に並べて見つけた宿泊プランです。
人には分相応な生き方と言うのがあって、私は このクラスの宿が 一番落ち着くのですよ。
仲居さんが荷物を持って部屋まで案内してくれる宿だと、申し訳ないやら 心付けのことを心配してりで もうプチパニックに。
鬼怒川温泉と言えば廃墟ホテルのイメージがあるのですが、この辺りは そこそこ賑わっているようで一安心。
ご近所散策のあとは 宿自慢(?)の露天風呂でリフレッシュし、お待ちかねの夕食へ。
夕食は 最近ドハマりしているバイキング形式。
和洋中、約80種もの人気の味わいが勢ぞろい。
当館人気No.1!料理人が目の前で調理するライブキッチンバイキングで、アツアツの出来たてをお腹一杯ご堪能ください。
大・舟盛りや料理人が目の前で調理するアツアツステーキ&天麩羅など、お好きなものをお好きなだけお召し上がりください。
とのことでしたが... 串カツとエビ天で攻めたら、ほかの美味し物が食べれなくなって 大失敗。
ちなみに、翌朝の朝食は ↓↓↓ こんな感じ。 今回も 動けなくなるほど食べてしまいました。とさ。
そして、再びやって来たのが「川俣ダム」。今日から瀬戸合峡遊歩道の冬季閉鎖が解除されダム堤体まで徒歩で行ける。はず(?)
昨日あった駐車場入り口のチェーンは撤去されていて一安心。おそらく私たちが冬季閉鎖解除後に訪れた観光客1号でしょう。
落ち葉一つ落ちていない遊歩道を下って、まずは資料館へ。
ここから「渡らっしゃい吊り橋」までが、谷を下って上がって400段の階段は非常に厳しい。 それだけの価値はありましたけど。
いつもダムを見て最初に思うのは「どうやって作ったんだろう」ということだが、このダムは 本当にどうやって作ったんでしょ。
両岸は 100m以上ありそうな切り立った断崖で、脆そうにも見えます。 調査に訪れた方々も命がけだったことでしょう。
一般財団法人日本ダム協会のダム便覧2023 「7. 川俣ダム(鬼怒川)の完成」によれば
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川俣ダム地点は外観的には、アーチダムサイトとしての好適の地点であるが、
基礎岩盤(石英粗面岩質熔結凝灰岩)は断層、クラック、シームなどが多く、地山は非常に不安定であった。
特に左岸は圧砕著しく、大規模な岩盤改良工事が計画され、次のようにまれな特殊工法が採用されたとある。
① ダムのアーチアバットメントをできるだけ山側へ追い込むと共にスラスト方向を山側に向ける。
② 岩盤内推力方向に杭状構造物を作り、荷重を地山奥深くへ伝達させる。
③ 杭状構造物により2分される地山を高張力棒により堅結する。
④ 地山外側をコンクリート押え壁により根固めを行い、これらも高張力鋼線、または高張力ワイヤーロープにより地山の2次的補強を行う。
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アーチダムとしては日本一縦長のダム
堤頂長131mに対し、堤高が117mもある。堤高堤頂長比が0.89。これはアーチダムとしては日本一、コンクリートダムとしても日本で3番目。
河川(利根川水系鬼怒川)、目的/型式(FNP/アーチ)、着手/竣工(1957/1966)、ダム事業者(関東地方建設局)、ダム湖名(川俣湖 )
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とのことでした。
帰りも400段の階段を上り下りして天端へ。 19日の点検放流に備えてか ほぼ満水。来年は 絶対に点検放流を見に来るぞ~!
その後は 奥鬼怒林道が冬季閉鎖中だったため、「土呂部ダム」をちらっと見て 霧降高原を越えて日光へ。
栗山日光線の途中で遠くにに見えたダムは、おそらく「栗山ダム」でしょうか(?)
では、では、
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