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水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

『127時間』

2011-09-27 21:03:01 | 映画
アカデミー作品賞ノミネ作品。

さすが『スラムドッグ・ミリオネア』監督作。

スラムドッグの時も感じたけれど
緊張感がずっと緩まない。
100分弱、こういう作品はそのくらいの長さが限界だろう。

誰からの関わりも面倒臭く、うっとうしく感じ、
自分が自由であることを第一として生きてきたアーロン。
大自然を愛するのも
その巨大な懐の中で“自分独り”を感じられるからだったのか。

だけど
そのツケを払わされてしまう。

渓谷を歩き、岩の裂け目に落ち、大きな石に腕を挟まれてしまうアーロン。

誰にも行き先を告げていない彼は
苦しみの中で、それが彼の大きな驕りだったことに気付いてしまう。

苦難の中にあり
「取り乱すな。冷静に。」と自分に言い聞かせるアーロンの
素晴らしい精神力に感動する。

瀕死の中で彼の頭に去来する様々な思い出や幻覚。
それが見る者にとっても現実なのか、彼の妄想なのかわからなくなって酔わされるから
彼の体験を自分のもののように体験させられる。

彼がした決断は正しかったわけだけど
あのシーンはとても見られなかった・・・。

怖かったけれど
見るべき作品だと思う。


ジェームズ・フランコ、どんどん素敵になっていく。
シウにとって彼は『DEAN』なんだけど。
それと
アンバー・タンブリンがちょこっとした役で出てる。
『トラベリング・パンツ』の4人の一人で
詩人でもあるシウの好きな女優さん。

127時間 - goo 映画
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2 Comments

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まだ見てないけど。 (ちゃぎ)
2011-09-29 11:57:24
山をやる人の中には、やはり人気の作品です。
これは実際にあった事なんですよね。

そして、どんな差し迫った状況でも忘れないジョーク。
切れないナイフに
「中国製じゃなくって、本物を買うべきだった」とか・・・・
シウさんがおっしゃるように、格好良い男ですね。
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ちゃぎさん (シウ)
2011-09-30 21:19:15
そうなんですよね。
遭難から生還する人って
共通点として
自分を常に客観視していることがあると思うのですが
このドラマもまさにそんな感じでした。
ラストに実際のアーロンの映像が出ますが
とても魅力的でした。
返信する

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