香港三泊四日一人旅 ④ さよなら香港、また来る・・・かな？

ＴギャラリアというＤＦＳに
ジョー・マローンの香水の店を発見。
狙っていたジョー・マローンを自分用に購入。
(３０ミリだけど）


香港って昔はブランド品も安く
２０年前に来たときは買い物三昧だったことを覚えているんだけど
今や日本とまったく変わらない物価。

最終日は昨日会ったメンバーと朝早く集合。

そこで現地の銀行に行ったり
証券会社に行ったりした。

証券会社の超優秀で冗談が絶対に通じない○○さんと会い、
色々と真面目にご説明を受け・・・。

ま、要は

日本がかつて景気が良かった時もあり
今は景気が最低というように、国の景気は上下するでしょ。
日本人はそれと一緒に景気の浮き沈みに付き合うのが当然だと思っているけど
世界で見れば、今、景気が良いところもあるわけで
日本というくくりから出て、そういう景気の良いところに乗っかっていく感覚を養うのが必要。
ってことなんじゃないか。
シウ家みたいに、大学生の子供がそれぞれ一人暮らしし
海外留学したいとか言っている子もいたり、
大学出た後も夢を追って就職しない子もいたりという、
ま、どん底の経済状況の家ではなかなか手が出せないけど
でも確かなプロに任せ、財産を分散させるということが必要。

ってことなんだなと思う。

帰国便は午後だったので
メンバーの中で帰国するシウ含めて４人は、
昼にはほかのメンバと別れて空港へ。
帰りは“香港”からエアポートエクスプレスに乗る。
エアポートエクスプレスの駅では飛行機にチェックインできて、荷物も預けられるのでとても便利。

香港にはかなりヤラレっぱなしで
一刻も早く出国したかったけど
最後に空港で４人でご飯を食べることに。

一人が「ラーメンみたいなものが食べたくないですか？」
と提案し、シウも異存なかったので
皆でちょっと高級感のある空港の店に入った。

・・・・・
何度も催促して、やっと○○麺がくる。

写真と全然違うじゃん！
そして、激マズ。

４人で口々に
「香港にはヤラレるな～」と。


出国した後は、残った香港ドルを使い切るべく、シウはみなさんとお別れしＤＦＳに走る。

そこでトドメの一撃が！

シウが残していたお札のうち、２０ドル札に切れ目が入っていたのね。
ほんの２センチほど。
欠損している分は無く、切れ目だけ。

なのに、それは使えないと店で突き返され、
「両替所にいけ！」と。
で、支持された両替所に行って交換を頼むと
外の銀行にいけと言われた！

行けるわけないじゃん！

思わず、「マジで？！」と言ってしまったシウもお行儀悪いけど
その係官はシウに向かってすかさず
「マジで。」
と言い返してきやがった。

怒りマックス。

旅行者に、なんだとぉ！！！　　その態度。

パーフェクト、香港嫌いになったシウ。
その場で２０ドル札を捨てようかと思ったけど
お金を捨てるなんてことはできない。
(２０ドルってだいたい２５０円くらいだけどね）
で、トイレに行ったら、空港職員の制服を着た女性がいたので
「これ、私は使えないから使ってください」と渡したら
彼女は自分の２０ドル札と交換してくれた。
面倒かけちゃうから、交換しなくてもいいと言ったのに
全然問題ない！とのこと。

彼女に救われたな！香港。

海外で何かあると
ついつい国単位で好きとか嫌いとか言ってしまうけど
外国でもちゃんと人間一人一人を見ないとだめだなと考える。

生活していれば
気の合う人気の合わない人はいるもの。
でもそれが外国になると
安易にその国を判断するようなことを言ってしまうのは間違いだ。

もう一つ、
お金の勉強をし、
今回会ったメンバはそういうことを真剣にやっている人たちで
色々学ぶことはあったけど
とはいえ、彼らには尊敬できない部分もあった。
なにかといえば、「中国のやり方だから・・・」と
大声で中国人を否定するのだ。
グローバルなものの見方を信条としているはずなのに
やっぱり偏ったものの見方をしている部分もある。
人として、だれかをさげすむような発言を堂々とするのは格好悪いとシウは思う。

彼らのお金の話には惹かれるところが多いけど
かといって、彼らに傾倒しすぎるべきではない。

香港とマカオ、
この先どうなるんだろう。

最高級ホテルでもトイレがウォシュレットではなかった。
台湾ではわりと普及しているのに。

なぜなのかと現地に詳しい人に聞くと

「見た目の豪華さだけが大切な国だから
　使う人の快適性はどうでもいい。
　目立たないものにお金をかけないのだ。」
とのこと。

なるほどな～。
シウが香港とマカオから感じた印象もまさにそれだった。

でも電車や町の表示はわかりやすかった気もするよ。
なんてたって、掟破りの方向音痴のシウが無事に帰れたもん。


香港で一番うれしかったのは
お会いした初対面のメンバの中に、
シウの映画のコラムを読んでいる人がいたこと。
これは本当にうれしかったです。


帰国して、
香港に比べると格段に地味な東京のビルの中、首都高を走りながら
やっぱり日本がきれいだなと思っちゃった。

東京の景色で一つだけ香港的なものがあるとしたら
それは“スカイツリー”だけ。

そうはいっても、
一応、スカイツリー作っといて良かったかもね。


全部読んでくださった方、
本当にありがとうございます。