「ジャックと天空の巨人」

「ジャックと豆の木」の物語のその後のその後・・・みたいな筋立て。

スタンリー・トゥッチやユアン・マクレガー、
そしてビル・ナイ、なんていう役者の名前に引かれて見てきた。

近くでは３Ｄ吹替え版しかやってないので、それを。

やっぱり汚い役のトゥッチや、
いつになくカッコイイ役どころのユアン。
そしてお得意な化け物役のビル・ナイさん。
芸達者たちが子ども向け物語をなかなか面白くしていた。

ジャック＆イザベラも、
まったく“ロイヤル感”がゼロ。
緊迫した状況にあっても
どこか現実感無く呑気で恋愛やっている感じが、そこだけ学園ドラマみたい。
若者ってそんな感じよね～～～な説得力がある。

ともに超メジャーな物語をアレンジしたものとして、
「オズ」より良かったかも。
どちらもＡ級俳優使っていて、共通点が色々。
オズは女子チーム、こちらは男子チーム、という競い合いかな。


映画を吹替えで見るのを頭から否定する人がいるけど
シウはそれには反対。
でも、せっかくプロの声優さんがいるのだから
やっぱりそういう人がやった方がいいんじゃないかと思う。
ウェンツ君はなかなか良いし、お笑陣も上手には上手。
ただし、なんとなく“安っぽく”してしまうのも事実なのでは？

ファーロン将軍に反抗心をむき出しにする“ハザマカンペイ”似の巨人。
彼とファーロン将軍の絡みをもう少し見たかった。
再びファーロン将軍をひざまずかせるとかね。

それに、ラストのエリック大王の王冠をかぶって出てくる人は、
エリックの祖先であるイザベラであるべきだったんじゃないかとか、
エリック大王並みに勇敢なイザベラの父王であるべきなんじゃないかとか思う。
それまで農民ってことで一歩引いていたジャックなんだから、
そこは引いておいた方が自然じゃなかったのかな～。

ま、いいか。って感じが伝わってくるラストだった。