★we were on a break★

水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

『バベル』

2007-05-01 15:27:48 | 映画
子どもの頃に読んだ『バベルの塔』お話。
本当に人間は愚かな生き物なのです。

第三者から見たら、
ばかな・・と思えるようなことで右往左往して、
一所懸命な場所がそれぞれ違って、
そして互いに理解し合うことなんて絶対に無理なのでしょう。

シウはエンドクレジットで立ってしまうことがほとんど無いのですが、
これはもういたたまれなくて立って来てしまいました。

GW仕事で忙しい中、
今日はちょっとした時間を縫って映画館に行けました。
本当はドリュー&ヒューを見たかったのですが
時間が合わなくてバベルに。

やはり仕事で疲弊した情況で見てはいけない映画だった・・・

それでも、色々考えさせられ、
多分心にずっと残る作品になりそうです。

なにしろあのアメリアというメキシコ人のナニー。
彼女が一番気の毒で気の毒で・・
「悪い事をしたのではなくて、
 愚かな事をしただけ・・」
大方の人間が起こす事件、
そういうことなのだと思いました。
マイクとデビー(ダコタ・ファニングちゃんの妹だったね!)は
アメリアの事をどんな風に記憶していくんだろう。
悪い事をして、自分たちを砂漠に置き去りにしたナニー、
そんな風に刷り込まれてしまうのだろうなと思うと、
すごくやりきれない気持ちになりました。

凛子さんの演技はさすがに良かったけど、
チエコとヤスジロウさんにはあまり感じるところはなかったです。
というか、
メキシコや砂漠での子ども達のシーンが強烈で
もう他はどっちでも良かったです。

生きていたら
いつか自分もバベルの因縁に巻き込まれることがあるのかもしれない。

バベル

しんちゃん

じゃすみんさん
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4 Comments

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私は・・・ (しんちゃん)
2007-05-01 17:34:40
 主要登場人物は誰も亡くならなかったし、セリフ上とはいえ、奥さんも大丈夫、二人の子どもも大丈夫、
モロッコの兄貴はどのくらいの怪我かは分からないけど、弟もそれほど罪には問われないだろうとのことで、なんだか明るい気分になれました。

 ようするに私の記事でも書きましたが、一番近しいもの同士の「壁」を描きたかったと思うんです。
ゆえに、日本人の親子の話も生きてくるわけで・・・

 言語が通じないもの同士は必死になってコミュニケーションをとろうとし、相手のことを理解しようとしますが、一番近しいもの同士の心の壁を取り去るのは並大抵のことじゃないですね。
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しんちゃん (シウ)
2007-05-01 23:58:57
近しいものだからこそ“壁”が意識されるのでしょうね。
遠い人なら壁などあっても意識しないし、
そもそも壁などどうでもいい。

時制が少しずつズレていることなのに
それが違和感なく繋がっていてすごいと思いました。
なんとなく『クラッシュ』も思い出したりしました。

モロッコの兄が死ななきゃ良いなと思いました。
それにしても
アメリカ人の命は政治的なことの犠牲になりそうだったけど、
それでも重く扱われるのに
他の国の人々の命や権利は簡単に扱われるものですよね。
それが国の力だから仕方ないのでしょうけど。
返信する
あれ? (じゃすみん)
2007-05-02 21:29:21
私はてっきりモロッコの兄は亡くなったんだと思ってたんだけど だから弟が悔い改めるというか・・・。
自分が元気じゃないと見れない映画だよね。
返信する
じゃすみんさん (シウ)
2007-05-03 00:32:59
銃弾何発かくらってましたものね・・・
シウも死んじゃったかもって思ったけど、
死んだとは言ってなかったですよね。

>>自分が元気じゃないと見れない映画だよね。
本当にその通りです。
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