★we were on a break★

水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』

2011-07-15 23:07:37 | 映画
映画史上に輝く
稀有の作品だと思う。
児童文学で見れば
そういうシリーズの名作は
指輪物語やナルニア国物語、ダレン・シャンシリーズとか
成功しているものは沢山あるけれど
映画化が失速せずに10年も続く(8作品!)だなんて。

ここから先はネタバレ。








アルバス・セブルス・ポッター。

この名前が
この長きにわたる素晴らしい締めくくりとして登場する。
原作でもそうだったけど
この名前をハリーが呼ぶ時
シウはやっぱり涙してしまった。

19年後のヤングセレブたちの姿は
もう少し特殊メイク的なことができなかったのかって思ってしまったけど
それはまあ・・・。

賢者の石や秘密の部屋の頃のラドクリフ君は
お目目パッチリの本当に可愛い子役だったのだけど



今や“濡れた犬の匂い”がしそうな
ちょっとバッチい(もうすぐ)22歳になってしまってる。
賢者の石の頃はけっこう揃っていた身長も
最終回、ハリーがダントツでちびっこだ。
(ホグワーツの他の生徒たちの中でも)
1歳下の恋人のジニーよりも小さい。

かといって、ラドクリフ君以外にやはりハリー役は考えられないだろう。
誰よりも小柄でなんとなく年齢不詳な彼が
ハリーをやったのは運命だと思う。
ものすごく強そうなガッチリした大きい男子になってしまっていたら
味が無いよね。
ヴォルデモードなんかに一人で立ち向かえそうにない彼だからこそ
勇気の物語にはふさわしい。


本当は“選ばれた少年”はハリーではなくてこの人だったかもしれなかった
ネビル・ロングボトム君。
最終章ではなんだか大活躍だったけれど
原作を読んでいない人は
どうしてネビル君がこんなにクローズアップされているのか
ちょっとわからなかったかも。

ルーナ・ラブグッドとカップルになる展開はなかなか良い。
(女の子のキャラで、ルーナはかなり好き)

女の子のキャラといえば
不死鳥の騎士団ではちょっと可哀想なことになっていたチョウ・チャン。
彼女も台詞は無かったけどけっこう目立っていた。

作者のJKローリングさんはお母さんでもある。
ハリー・ポッターシリーズを通して
一貫してテーマになっていることは
「女は強し、母は強し」っていうこと。
死んでもハリーを守ったリリー・ポッター。
そして気のいい、ちょっとおとぼけたイメージだったウィーズリー夫人が
「私の娘に何をする!」と
悪の権化みたいな無敵のビアトリス・レストレンジをやっつける。
(あのシーンは格好良かった!)
スネイプのハリーへの思いは
もちろん、リリーの優しさへの深い愛情が発端。
そしてハリーを土壇場で救うのは
ナルシッサの、息子ドラコへの愛情だ。
他にも
トンクスやフラー、そしてマクゴナガル先生等、
印象に残る女性が多く登場した。

最終章、
わかってはいたけど
トンクスやリーマス、双子の内の一人の死、
ドビーの死など、
悲しい別れも沢山あって
良い魔法使いの方もけっこうバンバン死んでしまうハリポタシリーズだった。

たくさんのヤングセレブリティが登場するけど
今後、出世頭になるのは誰だろう。
もちろん、すでにハーミー役のエマはトップ・セレブになっているけど
シウは
ドラコ役のトム・フェルトン君あたりが来るんじゃないかと思ってる。
適度に知名度が上がって、
かと言ってキャライメージがべったり、でもないしね。

公開日の初回、
3Dの字幕版で見たけれど
公開中に3D吹き替え版、2D版、見なきゃ!

「あ~、終わっちゃった・・・・」

ジワジワと今、寂しくなってます。



ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 - goo 映画
Comments (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前夜祭! | TOP | 朝顔第一号 »
最新の画像もっと見る

2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
しんちゃん (シウ)
2011-07-19 17:15:38
豪華BOX仕様とか出るんでしょうね。

ダンブルドアもほとんど違和感無かった交替でした。
初めて原作本の賢者の石を手にした時の感動が
ずっと続いて、
シウにとって長きにわたって楽しめるものでした。
終わってしまったのが本当に寂しいです。
返信する
早く。。。 (しんちゃん)
2011-07-18 20:19:06
 ソフトが出てくれないかな(笑)
そしたら一気に8本観るんだけどな。。。
っていっても、半月ほどかかりそう(笑)

 素晴らしいシリーズでした。
ダンブルドアだけがこれも仕方が無いことだけど、役者が変わっただけで、他のメンバーは誰も変わっていないのがほんとうに凄いです。

 この物語の主人公達の成長&役者たちの成長&原作を読んだ子ども達、映画を見た子ども達の成長の10年間でした。

 ここ数作たしかに残酷な描写もあったけど、この映画は年に一度(一作品)だけ、小学1年生から見続けるべき映画なんだと思う。
返信する

post a comment

Recent Entries | 映画