『レッスン！』・・・アント～～ニ～～オ～バンデ～～ラ～ス！！！

素敵。キザで熱い男って。

シウも社交ダンス習おっか。
バンデラスみたいな男子がいて、
新しい出合いがあるかも。
なんてことを妄想しながら見ると
この映画は最高級品。


やっと公開になった『レッスン！』に行ってきました。

この役はバンデラス以外にあり得ない。
同じくキザでも姿勢の悪いジョージ・クルーニィには向かないし、
キアヌ様のクールなお顔には合わない。
オーリー様では若すぎる。

ということで
ラテンの血が騒ぎまくるバンデラスなのだ。

素敵。（何度でも言っちゃう）

ピエール・デュレインという人の
実話なのだそう。
ダンスで荒れた高校生たちに
人生の道を示したということです。

自分達曰く“下層”という高校生達。
でも体の中にどうしようも制御できないバネみたいなものを持っている。
最初はピエールの“音楽”を
自分の祖父母も聴かない古い音楽とバカにするんだけど
目の前での情熱的な社交ダンスに魅せられてしまう。
無知ゆえの爆走だったわけだけど
彼らに違う世界を見せて
そして彼らが決して“クズ”なんかではない、
そんなことをなんとか教えるピエールは素晴らしい。

議論しているだけではなくて
何かをしなきゃいけないってことを
教育者ではないピエールが
校長や他の教師、ＰＴＡに説くシーンは説得力があった。

「自分の人生に自信を持っている１６歳の女の子は
　くだらない男に身を任せたりしない。」

社交ダンスではまず男がリードする。
と教えるピエールに食ってかかる女子生徒。
でも
「男は提案するだけ。
　従うかどうかは女が決める。
　男女は対等なんだ。」
というピエールの言葉が印象的。
簡単な男女差別論に騒ぐのではなく
お互いにお互いを尊重し合った上で
信頼が生まれ、そこに平等の関係がある。
ピエールの説く人間関係は大人なのだ。

行動する人にこそ、
人はついていくのだな～としみじみ思った。


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