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水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

『ザ・コーヴ』

2011-06-06 14:47:03 | 映画
アカデミーのドキュメンタリー賞を受賞し
その後も何かとお騒がせの作品。

どうせ日本を一方的に攻撃している作品なんだろうと思ったけど
たしかに、
そんな感じが大半。
でも
イルカショーや『フリッパー』のことで
自分を深く反省している語り部も登場する。

「イルカを食べてますか?」
という質問を何人かの日本人にぶつけていて
もちろん、
「食べたことがない。」
という多くの返事に対し、

「国民のほとんどが知らないことを“文化”と呼べるのか?」

と問題提起してる。

でも、
国民の大半が知らないことでも
太地町というところで長く続けられている事なら
やっぱりそれも文化じゃないか、って思う。

要は、
他国がやっていることに
外国が介入してあれこれ言うのを
やはりすんなりとは受け入れられないということ。

途中、
シーシェパードで活動しているので有名なヘイデン・パネッティーアが
なんだか後ろ手に手錠されている雰囲気の映像があった。

一方で、“柄のワルイ”漁師の皆さん(失礼)
もう一方で可愛いヘイデン。
誰が見ても、どう見ても
善と悪の構図みたいなのを押しつけられる作りになっている。

ちょっとズルいんじゃないかとも思う。

そして、
イルカ肉をクジラ肉と偽って販売しているとか
イルカ肉に水銀が大量に含まれていて、
それを知らせられず日本人は食しているとか、
そんな主張が感じられる作りにもなっている。

また、音楽が効果的に使われていて
こちらの気分をコントロールしてくる。

都合によって
「これは事実の報道です。」
「これは“映画”ですから。」
っていうのを使い分けている気もするな。

ただし、
映画としてみれば
やっぱり面白い。
隠し撮りする過程なんていうのもスリリングだ。

日本公開版は漁師や警察の皆さんにモザイクがかかっているし
見て、色々考えてみるべき作品だ。

ザ・コーヴ - goo 映画

ところで
ヘイデンちゃんの話だけど
この作品の頃の彼女は20歳位。
若い、人気商売である女優さんが
逮捕も辞さず、どんな形であれ、堂々と意見を言って活動できるアメリカ。
「HEROES」は日本だって割と“客”なんですけど・・・
彼女って日本商品の不買運動とかやっているんだよね。
やっている内容は憎たらしいけど
そういう活動するっていうパワーには感心。
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