今日、《日本のゴッホ》とも呼ばれた「山下清」の子供時代から晩年までの128点の作品を観に行って来ました。また、「山下清」の甥(弟さんの子)の「山下浩」氏のギャラリートークと講演会がありました。「山下清」が49歳で亡くなるまで一緒に暮らしていたそうです。
「山下浩」氏には家族だけが知る素顔を聞かせて頂きました。何より一番驚いたのは放浪中には絵を描いていなかったと言う事です。実際は眺めた風景を有りのままに記憶し、時々施設や家に帰った時に再現して描いていたそうです。物凄い記憶力です!
「山下清」といえば貼絵が有名ですが、絵日記(鉛筆画)やペン画(マジックインキ)、陶器の絵付け、油彩画、水彩画(ペン画を水彩で色付けした物)など多岐に渡る作品に触れる事が出来ました。作品のベースになっているのはドットやチップによる点描です。いずれの作品も彼の優しく几帳面な性格が表れていました。
遺作になってしまった『東海道五十三次』の素描が55枚ペン画の形で完結されて残されていたそうです。(今は原画は殆ど残っておらず、主にリトグラフのみとなっています)最終的には全て貼絵として完成させたいと考えていたそうです。ペン画もすばらし作品でしたが、貼絵として完成した作品も観たかったので残念です。
※ 画像はパンフレット(左)とポスター(右)より
長岡の花火(貼絵)と自分の顔(貼絵)の合成です / エッフェル塔(水彩画)
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