大学1年から始めた花、その頃からずっと憧れの花であったシレトコスミレ。
最近択捉島でも見つかったものの、知床連山のしかもその最果て硫黄山付近の砂礫地のみに分布する非常に珍しいスミレです。
白い花に中心部の黄色、図鑑で見るだけでもとても美しい花です。
一昨年までは、硫黄山の登山口への道が閉鎖されていたため、羅臼岳からピストンする必要がありました。
この行程だと2泊3日は必要です。
しかし、昨年から硫黄山の登山口が使用可能になり(届出が必要です)、日帰りでもこの花にチャレンジ可能になりました。
少しずつ山のスキルも上がってきた今年、ついにシレトコスミレにチャレンジすることにしました。
せっかくなので、1泊2日の行程で羅臼岳から縦走しました。
【6月26日】
札幌から夜通し走り、午前5時にウトロの道の駅に到着。
少し仮眠をとって、午前8時に岩尾別の登山口から登山開始です。
尾根沿いを登っていくと、徐々に晴れ、綺麗な雲海になりました。
途中の岩場にはヤマハナソウやシコタンソウも咲いていましたが、先を急ぎます。
羅臼平にとりつく大沢は雪渓がしっかりと残っており、キックステップを刻んで登っていきます。
3時間半かけて羅臼平に到着。ここではメアカンフスマやメアカンキンバイが咲き始めていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/ab/8ee6a959fd174372fee5cec26d358e63.jpg)
道東の高山に咲くメアカンフスマ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/81/a0247e4be435e71d3ddb50509fb768e8.jpg)
羊蹄山以北の高山に咲くメアカンキンバイ。
羅臼岳山頂へは小一時間。かなりの急登の岩場を登りきると・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/a7/117829f803d67edc0044c7d9418bf0c2.jpg)
左手にオホーツク海、右手に根室海峡そして国後島、正面にはこれから歩く縦走路が一望きます。
一番左奥のピークが目指す硫黄山です。
羅臼岳を下り、今宵のテント場、三峰テント場へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/6d/92136b31ce7d2a681b0f9cb51740604b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/66/9b83570a7857430980ce30d8fb8a794a.jpg)
オホーツク海に沈む夕日。
【6月27日】
3時起床、4時出発。この日は10時間以上の行動なので早めの起床です。
キャンプ場を後にし、サシルイ岳、オッカバケ岳を越え、二つ池へ。
オッカバケ岳-二つ池間には大きな雪渓がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/f7/c70aab14a1eae41d81dd558e797c7c8e.jpg)
サシルイ岳から振り返る三峰と羅臼岳。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/5a/6c0410f7e7ac267022c64ee1ed490a06.jpg)
オッカバケ岳から見る硫黄山。朝もやが幻想的。
二つ池から南岳へのとりつきが分かりにくく、30分ほどさまよいましたが、南岳へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/b4/2ed0a280fdfc68d3080bec8dba999caf.jpg)
南岳付近から見た硫黄山核心部。
ここから先、知円別岳までの間に、ついにシレトコスミレはありました!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/00/9def4a64d53428c9adb740a1cf6909af.jpg)
白と黄色と紫のコラボ、想像以上に綺麗な姿にここまで歩いてきた疲労も吹き飛びました!
シレトコスミレをお楽しみください・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/1b/d8c851ecdd1c3d8293d3c2584f58e28b.jpg)
メアカンキンバイと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/2d/4d46a25ae04cd0d20092102b064a12e3.jpg)
逆光で。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/35/af9cfa2158039a825a6b60b5b5b80b78.jpg)
特にこのあたりでは大きな株もたくさんあり、登山道にもたくさん自生していて足の踏み場に困るほどです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/c8/33c2ef434f858da2ab509a12ecead008.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/60/df91431a3b24585a9771fbdfc2526373.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/0b/49eb58f5ef72ffef44e73360662c1457.jpg)
硫黄山をバックに。
シレトコスミレの撮影に時間を要しましたが、先へ進みます。
知円別岳から先はガレ場のトラバース、急登、やせ尾根がありスリリングな道のりですが、火山地帯特有な迫力ある景観が感動的です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/4c/5fbfadad95f058aeda465994ea48183c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/e3/5974911166b429256e985842b22bc5ee.jpg)
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このあたりでもシレトコスミレは散見できました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/5e/0f27125fec3fec4e91db4079ca1680db.jpg)
硫黄山への登りは両手を使って登る岩場で、縦走装備はデポしたほうがいいかも・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/59/7d9655c6a61985c1787e8144620dc830.jpg)
一番右奥の羅臼岳から歩いてきたと思うと、感慨深いものがあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/12/b83ebcb44e1665d59a47ce2d9aaae4f7.jpg)
知床半島先端方向。
この先には、まだ原始の自然がある。いつか行ってみたい。
念願の知床縦走&シレトコスミレ。狙い通り、花の最盛期に見る事ができて本当に充実した2日間になりました。
最近択捉島でも見つかったものの、知床連山のしかもその最果て硫黄山付近の砂礫地のみに分布する非常に珍しいスミレです。
白い花に中心部の黄色、図鑑で見るだけでもとても美しい花です。
一昨年までは、硫黄山の登山口への道が閉鎖されていたため、羅臼岳からピストンする必要がありました。
この行程だと2泊3日は必要です。
しかし、昨年から硫黄山の登山口が使用可能になり(届出が必要です)、日帰りでもこの花にチャレンジ可能になりました。
少しずつ山のスキルも上がってきた今年、ついにシレトコスミレにチャレンジすることにしました。
せっかくなので、1泊2日の行程で羅臼岳から縦走しました。
【6月26日】
札幌から夜通し走り、午前5時にウトロの道の駅に到着。
少し仮眠をとって、午前8時に岩尾別の登山口から登山開始です。
尾根沿いを登っていくと、徐々に晴れ、綺麗な雲海になりました。
途中の岩場にはヤマハナソウやシコタンソウも咲いていましたが、先を急ぎます。
羅臼平にとりつく大沢は雪渓がしっかりと残っており、キックステップを刻んで登っていきます。
3時間半かけて羅臼平に到着。ここではメアカンフスマやメアカンキンバイが咲き始めていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/ab/8ee6a959fd174372fee5cec26d358e63.jpg)
道東の高山に咲くメアカンフスマ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/81/a0247e4be435e71d3ddb50509fb768e8.jpg)
羊蹄山以北の高山に咲くメアカンキンバイ。
羅臼岳山頂へは小一時間。かなりの急登の岩場を登りきると・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/a7/117829f803d67edc0044c7d9418bf0c2.jpg)
左手にオホーツク海、右手に根室海峡そして国後島、正面にはこれから歩く縦走路が一望きます。
一番左奥のピークが目指す硫黄山です。
羅臼岳を下り、今宵のテント場、三峰テント場へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/6d/92136b31ce7d2a681b0f9cb51740604b.jpg)
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オホーツク海に沈む夕日。
【6月27日】
3時起床、4時出発。この日は10時間以上の行動なので早めの起床です。
キャンプ場を後にし、サシルイ岳、オッカバケ岳を越え、二つ池へ。
オッカバケ岳-二つ池間には大きな雪渓がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/f7/c70aab14a1eae41d81dd558e797c7c8e.jpg)
サシルイ岳から振り返る三峰と羅臼岳。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/5a/6c0410f7e7ac267022c64ee1ed490a06.jpg)
オッカバケ岳から見る硫黄山。朝もやが幻想的。
二つ池から南岳へのとりつきが分かりにくく、30分ほどさまよいましたが、南岳へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/b4/2ed0a280fdfc68d3080bec8dba999caf.jpg)
南岳付近から見た硫黄山核心部。
ここから先、知円別岳までの間に、ついにシレトコスミレはありました!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/00/9def4a64d53428c9adb740a1cf6909af.jpg)
白と黄色と紫のコラボ、想像以上に綺麗な姿にここまで歩いてきた疲労も吹き飛びました!
シレトコスミレをお楽しみください・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/1b/d8c851ecdd1c3d8293d3c2584f58e28b.jpg)
メアカンキンバイと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/2d/4d46a25ae04cd0d20092102b064a12e3.jpg)
逆光で。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/35/af9cfa2158039a825a6b60b5b5b80b78.jpg)
特にこのあたりでは大きな株もたくさんあり、登山道にもたくさん自生していて足の踏み場に困るほどです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/c8/33c2ef434f858da2ab509a12ecead008.jpg)
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硫黄山をバックに。
シレトコスミレの撮影に時間を要しましたが、先へ進みます。
知円別岳から先はガレ場のトラバース、急登、やせ尾根がありスリリングな道のりですが、火山地帯特有な迫力ある景観が感動的です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/4c/5fbfadad95f058aeda465994ea48183c.jpg)
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このあたりでもシレトコスミレは散見できました。
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硫黄山への登りは両手を使って登る岩場で、縦走装備はデポしたほうがいいかも・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/59/7d9655c6a61985c1787e8144620dc830.jpg)
一番右奥の羅臼岳から歩いてきたと思うと、感慨深いものがあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/12/b83ebcb44e1665d59a47ce2d9aaae4f7.jpg)
知床半島先端方向。
この先には、まだ原始の自然がある。いつか行ってみたい。
念願の知床縦走&シレトコスミレ。狙い通り、花の最盛期に見る事ができて本当に充実した2日間になりました。