sepak鳥in札幌→函館→札幌

北海道から、鳥や虫や植物のこと・セパタクローのことを気長に書いていこうと思います。

トムラウシ山(天人峡コース、1泊2日)

2012-10-01 | 登山
日本百名山にも指定されている、憧れの山、大雪山系のトムラウシ山。

2009年7月に起きた大量遭難事故が記憶に新しいですが、登ってきました!

トムラウシ山を目指すには・・・

・新得側からの日帰りコース
・旭岳や黒岳から縦走(2泊3日)
・五色岳から(1泊2日)
・天人峡から(1泊2日)

などが考えられます。2日間の休みを使って、五色岳登山口から、沼の原経由のコースを考えていたのですが、林道閉鎖で断念・・・
長い長い天人峡コースからトムラウシ山を目指しました。



天人峡から3時間ほどで現れる第一花園。
高層湿原越しの旭岳が美しい。

木道が敷かれた高層湿原は秋の気配。

羽衣の滝を見通す滝見台と第一花園間にはヒグマの足跡あり。


第一花園から2時間半で、第二花園に到着。


雪田後のお花畑だが、時期も時期だけに花はほとんど咲いていない。

それでも草原越しに表大雪の山々を一望できる最高のロケーションでした。



化雲岳までは1時間半ほど。日差しも強く、日射病気味でフラフラ(^_^;)
この日のトムラウシ山登頂は断念し、早めに休みことに。

この辺りからはトムラウシ山が不気味に浮かび上がってきた。
遠くの銀杏が原も黄金色に染まっていてとても綺麗。



化雲岳山頂。


その岩の上にはホシガラスがとまっていました。


北側を見れば、表大雪の絶景。



化雲岳から1時間ほど下って、ヒサゴ沼テント場に到着。
テントは5張ほど、ナキウサギの声が響き、遠くにはニペソツ山が望まれる絶好のロケーション。

トムラウシ山に登って天人峡に戻るのには、どうしても夜明け前に出発する必要があるので、早めに就寝。
ヒグマの真新しい足跡があった箇所をどうしても昼間に通過したかったので、止むを得ない・・・


3時起床。満天の星空の中テントを撤収し、午前4時、ヘッドランプを装着して出発。
ヒサゴ沼西側の雪渓は完全にしまっていたため、かわして登る。


振り返れば朝焼けに染まるニペソツ山。

ヒサゴ沼と縦走路の分岐にテント、シュラフなどをデポし、トムラウシ山を目指します。



東大雪山系越しに朝日が上ってきます。




ところどころでナキウサギが姿を見せますが、ゆっくり撮影している余裕がなくて残念・・・


山頂直下の北沼。ここでほとんどの荷物をデポし、山頂へ。



ヒサゴ沼から2時間半でついにトムラウシ山山頂に到着!

山頂では360°の絶景を独り占めする贅沢な時間を過ごしました。


雲海に浮かぶ十勝岳連峰。


見事な雲海。


オプタテシケ山と美瑛岳を望遠で。


東大雪山系のウペペサンケ山。


遥か遠くには日高山脈(おそらく幌尻岳)も。


山頂滞在もそこそこに下山。

途中、間近でナキウサギを見つけ、しばし撮影。

かわいい・・・

あとはひたすら歩く歩く歩く・・・・・

トムラウシ山から6時間半、ようやく天人峡に戻りました。


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