11月中旬の連休に何処か走りに行きたかったが、なかなか走れる時間が取れず、ようやく昨日の日曜日は、箱根・伊豆方面まで走らせることが出来た。午前中平地だと11℃位あったけど、さすがに山の上に上がると8℃位まで下がりますね。ちょっとだけ寒かった。
さて慣らし運転も半ばくらいで、まだまだ本領発揮とはいえない状況ですが、この日は高速と山間部のワインディングを走ることで、S1000XRがどんなバイクなのか?少しだけ垣間見えたような気がしたので、その感想を書いて見ることにしました。
このバイクを走らせていて、とあるキーワードが浮かんで来ました。それは「トランザルプ」。 トランスアルプス(アルプス越え)の略です。日本では想像もつかない長いワインディングロードが続くヨーロッパのアルプスの峠越えシーンが思い浮かんだ。ワインディングでこのS1000XRを走らせたら、水を得た魚のようににスイスイ走る。深くバンクさせてもコケる気がしない安定性も持ち合わせて、いつまでもワインディングを走っていたい気にさせるバイクは、40年以上バイクに乗り続けて、このバイクが初めてかもしれない。大型なボディにしては、動きも超クイック。ちょっとビックリ。この身のこなしの軽さでアルプスを越えて行く、まさにトランザルプの名にふさわしい。アイスグレーのボディ色もアルプスの氷河を連想させる。なるほどそう言うことか。高速を走れば、S1000RRゆずりのハイパーエンジンで、加速は暴力的ですらある。まさしく速度無制限のアウトストラーダを超高速で移動するには最高の心臓を持っている。アルプス越えとアウトストラーダ、相反する道を走破する。クロスオーバーとはこのことだろう。ライディングポジションも前傾を強いるわけでもなく、疲れないゆったりポジション。これらを融合させると独創的な外観のバイクとなる。写真を見ると前後サスの手足が長い。これがワインディングの楽しさを演出しているのであろう。これからこのクロスオーバーカテゴリーの競争が激しくなる予感。
S1000XR購入に合わせて、AGVグレーのヘルメットを新調。色がボディ色のアイスグレーと似合っている。ヨーロッパ的な色だ。