サーチナ 8月14日(日)10時10分配信
保育園や幼稚園で夏季のカリキュラムに欠かせないのが、プールでの水遊び。水と触れるということは、子どもにとってストレス発散となり、また身体全体の筋肉を使うことから、遊んだ後は十分に睡眠を取ることができ、心身ともに健全な育成につながる大切な時間となる。
ひと昔前はプール自体を設置している園は少なかったが、ここ数年はプールが常設されていない場合でも、組み立て式のプールを取り入れるなど、公立私立に関係なく、プール遊びをカリキュラムに入れることは常識となっているようだ。
1974年にプール事業を開始して以来、FRP素材を使い続けているFRPプールのパイオニア、ヤマハ発動機 <7272> によると、近年増加傾向にあった同社の幼稚園用プールの販売台数が、平成23年は前年の120%伸長しているという。このFRPとは、Fiberglass Reinforced Plasticの略で、ガラス繊維にポリエステル樹脂を浸み込ませて何層にも積層し、硬化させた繊維強化合成樹脂の一種で、バスタブや船体など、工業製品や住設備などに幅広く使用されている素材。軽くて強いFRPはその他にも耐候性や耐震性などにも優れるだけでなく、肌触りもソフトで保育園や幼稚園のプールに最適とされている。
やさしい曲面仕上げと、強度に優れ、汚れも落ちやすくメンテナンスしやすいFRP製のヤマハプール。同社では分解が可能な「ユニットプールきらきら」や据え置きタイプの「ワイワイプール」や「ワイワイプールワイド」など、幼稚園プールは豊富なラインナップよりスペースや使用する人数に合わせて、種類やサイズを選べる事も伸長の要因となっているようだ。また、幼い子供を多人数同時にプールでのカリキュラムを行なう園で最も注力されるのがプール本体の安全性。この安全性は追及する上で、このFRPプールの素材感、構造などは今後もさらに注目されると考えられる。(編集担当:宮園奈美)
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