1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

災害発生時における措置-まとめと討議テーマについて

2018-03-08 13:03:44 | 日記


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災害調査、分析、対策について

2018-03-08 10:13:09 | 日記
こんにちは~、今日は雨が降り、ザーザーと強まったり雷雨となることも
あるとのことです。外出の際は雨具が必須です。昼間も寒さが優勢に
なりますので、防寒を万全にしてください~。

それでは、災害調査、分析、対策について書きます。

災害調査の目的は、その原因を突き止めることにより、それに対応した
対策を立て、二度と同じ災害が起こらないように災害を防止することに
あります。災害調査は一般に問題解決手法が用いられ、災害分析では、
災害発生の事実を確かめ→問題点を摘出し→その原因を確定する→
いくつかの原因からそれぞれの対策を考え→実施計画をたて実施に移す。
この一連の手続き(手順)で災害調査を行いますが、この調査方法の
ポイントは、以下のとおりです。

(1)事実の確認
① 事実の確認では調査の幅を広くとる。
  人、物、管理、作業経過と4つの面から災害に関係のある事項を
  幅広く取り上げる。
② 事実は客観的なものとする。
  事実はその場で見る、聞く、調べるものであり、大つかみの抽象的な
  ものであってはならない。記録に当たっては具体的な表現にする。

(2)問題点の摘出
① 問題点は事実を基準に照らして評価し、基準からはずれた事実を
  問題点とする。
② 問題点を洗い出す過程では、問題点の重さ、軽さを評価しない。
  重さ、軽さの価値判断は、原因の確定時点でおこなう。

(3)原因の確定
① 問題点の中で災害の直接原因(不安全な状態、不安全な行動)と
  間接原因(管理的欠陥)を確定する。
② 問題点の1つが1つの原因となることもあれば、いくつかの問題点が
  1つの原因となることもある。
③ 原因の表現を抽象化しない。「監督指導不足」、「整理整頓の不備」など
  抽象化すると対策も抽象化し、対策の意味がなくなる。

(4)対策の樹立
① 対策は、影響の大きいものから優先順位を決め、必要性、可能性を
  考えて原因のすべてに対策を立てる。
② 対策は、一つひとつ具体的で“何を”“どのように”を明確にし、
  “誰が責任者か”をも明確にする。
  一般に基準からはずれた状態を問題点として捉え、原因究明と対策を
  考えるが、災害分析状況によっては「基準の変更」も視野に入れて
  おきます。その場合は必ずリスクアセスメントを実施します。

(5)実施計画
① 実施計画は5W1Hを生かし、まず、主旨を明らかにし、責任の所在、
  方法を具体的に表現する。
② 事実の確認→対策、実施計画の一連の手順において作業の流れを
  わかりやすく表現する。

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