11/14の続き(こぼれ記事)

雨の日曜日(ヨシムラ) 2010-05-23 (zora's Website より)

雨の日曜日



窓。
一筋の水が落ちる。
そうして別の一筋と交わり、加速して落ちる。
くりかえし、くりかえし。
深夜、父の車、後部座席の姉妹。
視覚が記憶の断片を運び、時間の経つのも忘れ。
くりかえし、くりかえし。

 

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　初めてゾラを耳にしたとき、『居酒屋』の作者、エミール・ゾラを思い起こした。だが、坂本さんの説明は予想外のものだった。演劇unit "ZORA" のゾラは、空のことだという。青空、夜空、星空、夏空、秋空、冬空、雨空、曇り空----。これらの空は皆、ゾラと発音する。そこから採ったのだそうだ。ZORAは、一つのことに固執せず、いろいろな姿の演劇を目指すのだろう。

 

　雨にも、いろいろな雨がある。母親を失った涙雨かも知れない。エミには雨が似合うのだろうか？そう言えば、「お別れ会」の日も雨だった。

 

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　「お別れ会」で金井さんから聴いた話。訃報を聞いて有明の病室に飛び込んだときの情景。金井さんによれば、虚ろな眼で窓の外に顔を向けていた坂本さん、べっドに横たわっている女性(恵美子)---まるで芝居の一場面。いつものように、これからZORAの芝居が始まるかと錯覚したそうだ。

 

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　瑞江の火葬場で、待っている時間に演劇仲間から聞いた話。吉村恵美子は、その場所、
その場所で、いろいろな愛称で呼ばれていたようだ。
　小岩高校時代--松林さんによれば、「おわんちゃん」。頭の上の髪型からきたそうだ。
　第三エロチカの人々---エミ、エミコ、エミネンコ、おじょう（哀藤さんは、この呼び方をして
　　いた。
　ところで、帰宅して自分のブログ記事→zora---昨日の続き　の『ジョーの物語』パンフを
見ると、CASTの中に土曜日にお会いした人々がいるではないか---哀藤さん、坂本さん、宮島さん-----昔からの友人に逢ったみたいに嬉しかったです。