Office Onlineの便利さとOneDrive(3)
- 無料のOffice Onlineの使い勝手は、まさに有料Officeソフトを使っている感じでうれしい。
- Office Onlieの各Office編集を選ぶと、従来のOfficeそっくりの画面が表示されてちょっと驚きます。前回、前々回の項目で言いましたように有料のOfficeは買う必要はありません。レスポンスもそれほど悪くなく、これは使えるのではないかと期待させる完成度だ。
- 特にリボンメニューが最近のOfficeとそっくりなのもいいところです。一昔前の「互換Office」のようなさびしさがない。Office 2013と比べると機能はかなり少ないが、よく使うものはだいたいそろっているようだ。
- 戸惑ったのが、右クリックでの操作がかなり限定されることだ。そもそもMicrosoft Officeは右クリックでの操作性の良さを重視してきました。僕自身も右クリックを多用していただけに、ほとんどの機能が急に使えなくなると最初は戸惑ってしまう。
- また、写真を貼り付けることもできるのだが、マウスのドラッグで自由なサイズに変更することができない。このあたりも慣れ親しんだ操作性と違うところろと言えます。
- とても重要で便利なのがファイルの共有機能。ほかのユーザーと共有するだけでなく、複数のデバイスで同時編集ができるのだ。(重要)同じアカウントでアクセスすれば、ファイルの保存をする必要もないし、考える必要もない。会社のデスクトップ、出先のモバイルノート、それぞれでいつでも同じファイルを編集できる。
- 利用できる機能は「30〜40%」だが、実際にはさほど困らない。
- 一方、Wordではグラフが挿入できないのはとても残念だし戸惑う。パソコンソフトのOfficeでは、Wordにグラフ作成機能があるだけでなく、Excelで作ったグラフをWordに貼り付けることもできます。ところが、Office Onlineではどちらの作業もできません。
- ローカルのWordで貼り付けていたグラフは表示されるものの、画像データとなるので編集も不可能だ。PowerPointも、利用できるアニメーションの種類が少ないなど、できないことを数え上げたら切りがない。
- 機能をチェックしていくと、Office Online は、パソコンソフトのOfficeの30〜40%程度の機能しか利用できないように感じた。
- とはいえ、その30〜40%が、実はよく使う機能。こういうアプリだと割り切ってしまえば、さほど困ることはないだろう。しかも無料で使えるのだから、文句は言えない。
- 何しろ「Chromebook」でも使えてしまうのだから恐れ入る。iPadでもテストしてみたが、たまに不正終了する以外、普通に使えてしまったのには驚いた。
- 会社のパソコンでは「Office 2013」などを利用し、自宅ではOffice Onlineという使い方も十分にあると思う。あまり利用する機会がない人にとっては、機能面である程度の我慢をしても“無料”はうれしい。
- Excelは特にコラボレイション効果を発揮易く、大きなメリトになるはずだ。