三菱鉛筆のクルトガエンジン内臓シャープペンシルです。
従来のシャープペンは、書き続けているとシャープ芯が偏って斜めに磨耗して、
極端に尖った芯先になってしまいました。
そのため、下記の潜在的な不満がありました。
(1)ノート等に書いた文字がだんだん太くなる、または均一の太さにならない。
(2)筆記面に極端に尖った芯先があたることで、ノート等紙の繊維に引っかかり書きにくい。
(3)極端に尖っているため、芯先が崩れやすくなり、芯の粉が出て紙面が汚れてしまう。
また、日本語を書く場合は、アルファベットと異なり、画数の多い漢字があるため、
小スペースにより細い描線で文字を書きたいというニーズもあります。
これらの"潜在的な不満"と今までにある"ニーズ"に対応すべく、
この度、シャープ芯自体を回転させることができる機構を新開発し、
従来のシャープペンと構造上の差別化を図るために、その機構を「クルトガエンジン」と名づけました。
この「クルトガエンジン」を搭載することにより、芯先が常に円錐形の形になります。
芯先と紙面との接触面積が一定に保たれるので、ずっと細くて濃い描線を書くことができます。
こういった商品特長から、学生の勉強用途はもちろん、
専門分野でシャープペンを頻繁に使用される方もターゲットとして見込んでいます。
―自動芯回転機構「クルトガエンジン」とは?―
シャープペンの芯先に初めて注目して、新開発した機構です。
機構内部が3つのギアに分かれており、芯に連結された中ギアが、
文字を書くときの筆圧を利用して、上下に運動します。
上下のギアと斜めに噛み合うことで、一画書く度に中ギアと芯が少しずつ回転します。
一画で約9度回転し、40画で1周します。
【『クルトガ』の商品特徴】
■文字を書き続けても、一定の細くて濃い描線が保てる
筆圧により芯が回転して、芯先を常に円錐形に保つため、ずっと細くて濃い描線を書くことができます。
■芯先が紙面に引っかかりにくく、安定した筆記状態が続く
極端に尖った芯先にならないため、紙の繊維に芯先が引っかかりにくくなり、常に安定して書くことができます。
■芯の粉が出ず、紙面を汚さない
極端に尖った芯先にならないため、芯先が崩れにくくノート等の紙面をきれいに保ちます。
と、すごい機能で、この値段帯の牙城であるDr.Gripを超えてしまうのでは、という気もします。
しかし、シャープペンなんて情報処理試験の時しか使わないなぁ・・・・