4年前の昨日・今日・明日

■　河北抄（河北新報・2008年9月18日）

　恥ずかしながら、私も習慣ベースボールでこの記事を読むまで、9月18日がどういう日だったのか、すっかり失念しておりました。
　4年前の昨日、そして今日。プロ野球で初めてのストライキが行われた日です。
　当時のことを改めて思い返すと、そこにはいろいろな、そしていまだに整理のついていない思いが浮かんでは消えていきます。
　ですが、そんなことを書き連ねていくときりがありませんので、ここでは当時のエントリをご紹介するにとどめたいと思います。

■　進むべき道はない、だが進まねばならない…
■　野球のない日は、ぶらぶらと…
■　損害賠償請求訴訟の落とし穴～選手会を訴えるのは簡単だが

　一方で、昨日・今日があれば、明日があります。4年前も、昨日が9月18日、今日が9月19日、そして、9月20日があったのです。
　その「明日」とは、どういう日だったのか。

■　緊急事態発生！！日ハムファンの皆様、何でもいいからゲンを担ぎましょう！！！

　そう、2004年9月20日とは、野球の楽しみが帰ってきた日でした。
　札幌ドーム、今では半ば伝説と化した感もある、対福岡ダイエーホークス戦。ごレンジャーがグランドに舞い、ファイターズが乱打戦から逆転劇を遂げ、最後にネタをかまして勝った試合。
　あの日、ともすれば絶望の中で立ちつくしてしまいそうなファンたちに希望の光を与えたのは、ほかならぬぼくたちのファイターズだったのです。
　それから、明日で4年。
　プロ野球チームのあり方に1つの解を示した北海道日本ハムファイターズが明日対決するのは、ブルーウェーブ・バファローズを殺した後の死骸で作った合併球団。
　その球団が、大阪近鉄バファローズを最後まで率いた梨田昌孝監督を倒そうとしているのです。
　しかも舞台は、その高額な使用料がバファローズ消滅の原因の一つとなった大阪ドーム（当時）です。
　なんとも鬱陶しい因縁の付きまとう試合ではありますが、だからこそ、明日私は北海道日本ハムファイターズを応援しようと思うのです。


　どうせタダ券、オリックスに金を遣らんで済むと思うと、罪悪感を覚えずに済みますし（笑）