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しまったぁ 城田憲子さんのフィギュアの世界更新に あせ日本のメダリストのコーチたち~山田満知子〈8〉

2012-09-24 22:45:13 | 日記
ぎゃぁ しまったぁ 城田憲子さんのフィギュアの世界更新に 
だったぁ あせ
 
日本のメダリストのコーチたち~山田満知子〈8〉

世界ジュニアに2選手を送り出した山田コーチだが、
原点は「生き生き楽しくスケートを好きになってほしい」という気持ち。
それは幾多の世界チャンピオンを生み出しても、決して変わらないポリシーだ。

 城田 「さらに佳菜子ちゃんに続いて、今年の世界ジュニアには先生の所から
2選手が出たのよね。佐藤未生ちゃんと宇野昌磨君」

 山田氏「未生とか昌磨も知らないうちに育って、大きな試合に出させてもらうよう
になっちゃって。あれえ? みたいな感じ(笑)」

 城田 「山田チーム、また華やかになってきた」

 山田氏「いやいや、まだまだ(笑)。
世界ジュニアは本当に申し訳なかったですよ(佐藤12位、宇野10位)。
未生も昌磨もノービスならともかく、ジュニアではまだまだ。
私から見ればまだGPにだって行けるようなレベルじゃない。世界のジュニアの
レベルは、私もよく分かってますからね。
GPに一戦だけ選ばれた時だって、日本の代表として恥ずかしいことだけは
しちゃいけないって、それだけ考えてたんですよ。
そしたらまあまあの成績で(GPシリーズ1戦目、佐藤4位、宇野4位)、
『じゃあ2戦目も行きなさい』『ええっ!』、『世界ジュニアも行きなさい』
『ちょっとちょっと!』って(笑)。
美穂子(樋口コーチ)は『選ばれるなんてまだ早い、あと2年くらいほしいわ』
何て言ってたけれど本当にそんな感じなの」

 城田 「でも2人とも、堂々とした代表だったじゃない。
全日本の成績も良かったんだし」

 山田氏「トントンーと、行かせてもらっちゃった感じ。
今年も一体、どうなるんでしょうね? 昌磨も未生も、これだけみんなに名前を
覚えてもらうと、下手は出来なくなっちゃうから、ほっとくわけにはいかない。
でも佳菜子だって、ほっといてどんどん伸びる子ではない。ちょっともう、
勘弁して欲しいよ、って(笑)。やっぱり大変ではありますね」

 城田 「そんなこと言いつつ、張り切ってるでしょ? また先生も頑張りどころ。
特に昌磨君は面白いものを持ってるし」

 山田氏「男の子なのでね、もっともっと技術的に上げていかなきゃいけない。
テクニックはまだ、ジュニアの最低限のものしかできないから…。
背格好を考えても、まだまだ世界に立ち打ちできないでしょう」

 城田 「これから成長するでしょうし、スコット・ハミルトンみたいに
小柄でもオリンピックチャンピオンになった人はいるわよ」

 山田氏「もちろん、ストイコみたいな人もいた。けれど小柄なりにもうちょっと
がっちりしないといけないし、体作りはまだもう一つ、ね」

 城田 「昌磨君、すごく一生懸命努力するタイプでしょ? 
滑る時間も長いでしょ?」

 山田氏「うん。昼の3時から夜の10時まで、ずーっと滑ってる」

 城田 「まず、滑る時間を少なくしないと! 40分なら40分、ガーッと
集中して滑って、1回休んで、それを1日3セッションくらいで終わり。
成長期はそれくらいのやり方でないと!」

 山田氏「私は休みなさい、って言うのよ。
でもね、滑っていないと落ち着かない子なの。だからいつでも、リンクが開いて
さえいれば滑りたい。親御さんも一生懸命だから、体操の教室に行かせたり、
もちろんバレエにも行かせたりもしてるみたい。
あんまり運動しすぎるのも、いけないんだけれどね…。でも性格はいい子ですよ。
まだ今の所は、ね(笑)。男の子って女の子に比べたら、幼いから純粋。
だからものすごく素直だし」

 城田 「ジャパ―ニーズ・ハミルトンでもいいじゃない。彼らが頑張るなら、
先生もまたさらに忙しくなっていくわね。
本当に山田先生、性懲りもなく選手を育てるなあ、っていつも思いますよ(笑)。

みどりちゃんから美栄ちゃん、真央ちゃんまで、表彰台に上がった選手はみんな、
今話してくれた以上に大変だったはずよね。
だけど懲りずに、また佳菜子ちゃん、昌磨君と次々に…。そしてまた、苦労してる。
でもそんな苦労を表に出さないで、『私はちっちゃい子を育てるのが好きなのよ』
なんて言いながら、次、また次、って。いくつになってもそのエネルギー…。
すごい! 私、立派だと思うのよ」

 山田氏「そうかしら? ありがとう(笑)」

 城田 「そうよ。だって山田先生、言ったじゃない。
『私、絶対にまたいい選手を育てるからね。ちょっと待ってて。あと10年待って』
って。私に言ったの、覚えてない? もう10年以上前のことだけれど」

 山田氏「ああ、それは…カナダだっけ?」

 城田 「そう、みどりちゃんが出たスケートカナダ(84年)の時」

 山田氏「そうだね。よくこんな風に徹夜して、朝まで話たりしたねえ。
若かったね(笑)。スケートの話も恋愛の話も、すべて…よく話したね」

 城田 「ちょっと出かけてくるね、なんてみどりちゃん置いて、夜2人で
出て行ったりしてね。そんな時代から今まで、先生、ずいぶん頑張ったわよ」

 山田氏「まあでも、佳菜子のママに言わせると、『先生は甘ったれ』だと(笑)。
佳菜子じゃないけれど4人きょうだいの末っ子で、おじいちゃんおばあちゃん、
みんなにかわいがられて育って。
先生になってからだって、父兄の人たちから温かく支えられながら、自分で出来ない
所は人に助けてもらって。
そんなつもりはないんだけれど、『先生は甘え上手だ』って(笑)。
『一人で出来ます』ってガーッと行くタイプじゃないから、みんながフォロー
してくれて。そのままヒョイヒョイ、ここまで来ちゃった(笑)」

 城田 「一人じゃ何も出来ないから、周りも手を出さずにいられないのよ」

 山田氏「普通の先生だったらね、父兄が練習に口を出すの嫌じゃない? 
でもうちはそれが普通。他の先生たちとは、接し方がちょっと違うのかもしれないね。
だから美栄のお母さんはじめ、卒業した選手たちの父兄とも、いまだに仲がいいのよ」

 城田 「山田先生の所のお母さんたち、いつでも生き生きしてるものね」

 山田氏「そう。プレスの人たちもね、先生の所はみんな楽しそうだねえ、って
言う。うちの子どもたちもみんな、『スケートの選手ですわよ!』なんて
鼻にかけることもあまりないでしょう? 私はそんな雰囲気が大好き」

 城田 「山田先生がまず、楽しそうにしてるもの」

 山田氏「そう。私が選手の頃は、スケートが好きじゃなかったのね。
親に強制されて、『お前のムーブメントはどうのこうので』って、分からんこと
言われて、『何それ?』みたいな(笑)。本当に、楽しくなかった。

だからといって自分の青春時代、『スケートなんてやらされて嫌だったな』
何て後悔はしてないんですよ。

やっぱり、『スケートやらせてもらって良かったな』って思ってる。
お陰で今があるんだからね。
だから子供たちには、生き生きと楽しんでスケートしてもらいたい。
スケート嫌いにはしたくない。それはもう、絶対です。
いつもみんなに言ってることは、『楽しく頑張りたいね』です」

 城田 「そればっかりじゃないけれど、それが第一ね」

 山田氏「やっぱり1回しかない青春。1位になれる子は一人しかいない。
日本でも一人、世界でも一人だけ。だからそんなことは目指さなくてもいい。
ただ自分がスケートを好きだったら、どこまでいけるか自分で挑戦する。
それは50位かもしれないし、200番かもしれないし、うまくいけば
3番かもしれないけれど、自分なりの挑戦をしながら、自分を磨いていく。

スケートを通じて人間を磨いて、
みんなに愛される女の子や男の子であってほしいなあ、と」

 城田 「そうは言うけど…本当は先生だって、チャンピオンを育てたいって
気持ちもあると思うのよ。私は長い付き合いだから、分かる(笑)」

 山田氏「フフフ(笑)。でも城田さんとか連盟の人に、『まっちゃんのところは、
みんな楽しそうに滑るねえ』とか、『雰囲気明るいねえ』何て言われると、
『よっしゃ、よっしゃあ』って思うよ(笑)。

そうあることが、自分の一番の目標だから。スケートしながら誰からも愛されて、
スケート界から卒業しても、やっぱりみんなからいつまでもかわいがってもらえる、
そんな子供たちになって欲しいなあ、って。

よくみんなに言うんだけれど、インストラクターに『強化』と『普及』が
あるとしたら、私は普及なんですよ。
みどりちゃんが出ちゃったことで、知らないうちに強化のほうへ押し上げられたり、
この先生は強化だって勘違いして来られたりもしたけれど、やっぱり私は
『自分は強化じゃないのよ、普及よ!』って気持ちがある。

普及の気持ちでやってるけれど、選手が出ちゃったんだもん、と(笑)。
よく講演でもそんな話をするけれど、すっごく大きな目標を持って進んできた
わけじゃあ、全くない。
本当に手内職みたいに続けてきて、それでもここまで来られた。
だから『人生、何とかなる』、いつもそんな話になっちゃうんだけどさ(笑)」

 城田 「そんなにのほほんと進んできたわけじゃないこと、私は知ってるけれど(笑)」

 山田氏「まあとにかく、自分では『真っすぐ生きたい』って、ただそれだけ。
城田さんも同じだと思うけれど、お天道様に向かって真っすぐ。

そうしていれば、子供も父兄も、自然について来てくれる、って思う。
たとえば、『私はまっすぐよ』『優しいのよ』『厳しいのよ』なんて体裁を
取り繕っても、何年もの間、毎日毎日一緒にいるわけですから、必ず見破られる
でしょう? だからもう、自分を全部さらけ出して。

それで『山田先生って本当にワガママだわ』『やっぱり末っ子ね、手がかかるのよ』
なんて父兄たちに言われても、まあ、そこでまた支えてもらえて(笑)。
そんな風に真っすぐに正直に生きたいんですよ」

 城田 「うん、私も先生とは、ずっと本音で付き合っていきたいと思ってる」

 山田氏「そうだね。そしてやっぱり、佳菜子たちにもそう生きて欲しいな。
『目標は世界チャンピオン』なんてそんな気持ちはあまりない(笑)。

今まではジュニアみたいなものだったけれど、これからはシニアのトップスケーター
になっていく。
だからこれからの私の課題は、
『佳菜子をその場所にふさわしい人間にする』ってこと。
トップスケーターらしく、少し上品で、気品高く。

真央ちゃんみたいにはいかないでしょうけど、佳菜子なりに気品高く。
スケートとともに成長していって欲しいな、って思ってます」

 城田 「本当に山田先生は、スケートが好き。スケートを通して、一人でも
多くの子どもたちを自分の手元から社会へ、立派に送り出したい。
それが先生の願いなのね」(この項、おわり)

(2012年9月24日12時08分 スポーツ報知)

http://hochi.yomiuri.co.jp/column/shirota/news/20120924-OHT1T00149.htm

いつも 若い子達に 囲まれる山田先生と 書いてあったです



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