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C×Baroque シー バイ バロック 大塚直哉が誘うバロックの世界 vol.1

2022-03-28 13:22:06 | 音楽
久しぶりに大塚直哉さんのコンサートに行ってきました!

C×Baroque シー バイ バロック
大塚直哉が誘うバロックの世界 vol.1
バロックの生まれた時〜オペラの誕生〜

2022年3月26日(土)15:00開演
神奈川県民ホール 小ホール

− 出演 −
大塚直哉(チェンバロ)
宮田まゆみ(笙)
鈴木美登里(ソプラノ)
中山美紀(ソプラノ)


まずはチェンバロソロ
フレスコバルディ『トッカータ集第一巻』よりトッカータ第8番

神奈川県民ホールのチェンバロはフレンチモデル。ニコラブランシェとフランソワ・ブランシェの親子が1730年に製作した楽器を基に、パリのアトリエ フォン ナーゲル社において1994年に製作された楽器です。
久しぶりの大塚直哉さんのチェンバロの響きに癒やされます。

続いてソプラノ鈴木美登里さん登場。最初はオリーブゴールドみたいなドレスだったかな??このあと、たくさん衣装替えがありホントにオペラを見ているようで艶やかでした!
G.カッチーニ:『新音楽』から「麗しのアマリリ」

美登里さんの声がホール中に響き踊ります!
もうホントに別格の美しさ
多分、10年ぶりくらいに生の歌声を聞いて、あとはCDばかりでしたが、まったく衰えない艶のある美しいカッチーニのアリア
歌詞はなかなかに戦慄ですが、愛ゆえと思わせる

続いては深い緑のドレスの中山美紀さん登場
同じくカッチーニの『新音楽と新音楽書法より』「愛の神よ、何を待っているのですか」

大塚直哉さんのコンサートは、そのお話の面白さや気づきが魅力のひとつですが、今日は『バロック』=『歪さ』ルネサンスとは違うその魅力について。2つの世界を合わせる、ぶつける?ことによって生まれる新たな魅力。美登里さんの歌声に中山美紀さんの歌声をぶつけることにより生まれる世界とは?

ということで続いては2人の歌手の競演
艶やかなバロックオペラ名場面集
C.モンテヴェルディ:歌劇『オルフェオ』から「序」
『ポッペアの戴冠』より第二幕第4場

すっかり役になりきったお二人の名演!
演出も素敵


『アリアンナ』より「アリアンナの嘆き」
『ポッペアの戴冠』より「ただ、あなたを見つめ」

休憩後後半は一柳慧さん作曲「笙とハープシコードのための「ミラージュ」」
笙は宮田まゆみさん
ガラリとバロックから一柳慧さんの世界へ
笙の響きが幽遠というか異次元ただようような不確かさの中のチェンバロとの重なり
呼吸がパイプオルガンみたいでもありホントに素晴らしい!

続いては、ヘンデルの世界へ
チェンバロのパッサカリアから有名なリナルドの『涙流れるままに』
あまりにも有名な曲ですが、大塚さんの解説で悲しい恋人同士の姿が浮かびさらに深みが増します。

そしてチェンバロソロのシャコンヌ
幕間のチェンバロソロが、ふわりと現実に戻してくれます。これも2つの世界の対比でしょうか?

G.F.ヘンデル:歌劇『エジプトのジュリオ・チェーザレ』から「このつらい運命に涙し」(クレオパトラのアリア)

このアリアの中山美紀さんが凄かった~
舞台上の階段には登らない演出だったので低い位置からの彼女の響きがすごくよかった。多分、音が上にのぼってしまうタイプなんだと思う。ステージがあるよりも近江楽堂のようなところのほうが彼女の声は映えそう。

最後に歌手2人でヘンデルの二重唱『夜明けに微笑むあの花を』
うねる2人の音の波で〆られました!

当然、鳴り止まないアンコールの拍手
笙の宮田さんも交えて、バッハの『主よ人ののぞみの喜びよ』を
笙!よい!


ロビーにはポッペアの戴冠で使われた小道具が



この近くのお花屋さんがお作りになったとのことでしたが、帰り道偶然見つけました!

私の好きな丸咲の薔薇のアレンジメントが素敵でした〜
横浜で結婚式あげる方、いかがですか?

とにかく素敵なステージでした♪

次はハルサイ!
まりえさんの歴女楽も楽しみ!




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