【新】新潟出身ウクレレとギターで歌うシンガーソングライター★ルゥのブログ 「ルゥのねこようび」

新潟出身 日本を旅する女子シンガーソングライター、ルゥのブログです。旅!歌!ウクレレ、ギター弾き語り。

思い出せない本と、声の話。

2015年12月22日 | ルゥの日々
旅するシンガーソングライターのルゥです。
不思議な現象がおこりました。

昨年長崎にはじめて行ったとき、急に、ある本のことを思いだしました。それは私が小学生だった時に、学校の図書館で借りて読んだ本でした。
確か長崎が舞台の本だったな、と。
旅をして色んな土地に行きますが、はじめて訪れた場所で、「本」を思い出したことは今までありませんでした。
きっとその本が、私にとっての長崎のイメージすべてだったからかもしれません。

その本はなんだか不思議な話だったなぁ、と、もう一度読みたくなったのですが、タイトルが思い出せませんでした。
タイトルどころか、本が、小説だったのか絵本だったのかすら思い出せず、ぼんやりと覚えていたのは
「長崎が舞台」
「主人公は男の子」
「主人公は、一定期間、目が見えなくなるか耳が聞こえなくなる」
「キリスト教関係の本だったような」
という僅かなことだけでした。

本は、絵本だったような記憶があったので、上のキーワードを元に、長崎にあるこども絵本博物館のようなところで聞き込みをしました。
でも、誰もわかるひとはいなくて、友達も一緒に考えてくれたり、覚えているキーワードをネットで検索しても出て来ず、すごく読みたかったのだけれど、仕方なく諦めました。
ここまでが、2014年の春の出来事です。




そしてつい一週間前のこと。


何気なく車を運転していました。

すると突然

「「...見えない絵本。」」

耳に聞こえたのではないです。
心の中で誰かに話し掛けられたかのように、突然その言葉が浮かびました。とてもはっきりと。
あのとき、何度調べても考えてもわからないし、ずっと思い出せなくて忘れかけていたのに。


「見えない絵本」は存在していました。
表紙の絵をぼんやりと覚えていたので、私が探していた本に違いないと思いました。本は、絵本ではなくて、「見えない絵本」という、挿し絵のある児童向けの小説だったのです。

本を購入して読み始めました。
内容はほとんど忘れていました。
こどもが普通に読み進めてしまえば「なんだか不思議な小説だなー。」で終わってしまうかもしれないけれど、私が読んで感じたのは、幾重にも裏がありそうな、話に出てくる日にちや、数、地名などにも裏の意味がありそうな書かれ方をしていました。全部、キリスト教に関する何かだと思います。



そして、読み進めて、ゾクッとしました。

本の中で主人公が「心の中で誰かに話し掛けられる」という場面が何度も、起こるんです。

車で感じた声。
私は、、この本、本に出てくる声の主に話し掛けられたんでしょうか、、、。

私にはときどき妙な勘だったり、そういうのが働くような気がしています。

今年、ゴスペルを歌いはじめたことにも何か通じているのかなと思います。
(ゴスペルというのは、簡単に言うとキリスト教の音楽です。)

小さな小さな霊感みたいなもの。ときどき引き起こるそういうものの一種。
それを使って、過去から本を引寄せた。
もしくは、本に引寄せられた。

引き寄せあったのかもしれないな。

「見えない絵本」が私の元に「帰ってきた」と感じています。

この児童書は、長い時を経て、私の大切なものになりました。




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