「降っても晴れても」という、あまりオシャレじゃない邦題のこの曲は、
かの有名な「虹の彼方に(Over The Rainbow)」を作曲したハロルド・アーレンの作品です。
(ちなみに、作詞はジョニー・マーサー)
「誰にもできなかったくらい あなたを愛して見せる
雨が降ろうと 晴れようと…
初めて会ったときには よくある遊びの相手としか思わなかった
でも 今の気持ちは疑いもなく 本物の愛
誰にもできなかったくらい あなたも私を愛するわ
雨が降ろうと 晴れようと…
幸せな時も そうでない時も 二人は一緒
空が晴れたり曇ったりのように
お金もあったりなかったりするわ
でも私は いつも そう降っても晴れても
あなたのそばにいるわ! 」
私は女なので、女性の立場で訳しましたが、
男性を主語にしても充分成り立つ内容です。
しかも、「ただただあなたが好き」と言うんじゃなく、
人生の山谷を越えてきた大人の想いを歌っていて、素敵です。
曲調もそれにふさわしく、淡々としているようでいて哀愁があり
決然とした意思を感じさせます。
エラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーン、アニタ・オディ…
といった大御所の歌が素晴らしいのは、言うまでもありません。
渋いところでは、ベティ・ロシェ。
最近聴いたバージョンでは、akikoという若い日本人シンガーのもの。
彼女の歌はあまり好みではないのですが、アレンジとバックの演奏が
新鮮でした。
そうそう、忘れてはならないのがありました!
ジャズ・シンガーではありませんが、ベット・ミドラーが
「For The Boys」という映画の中で歌っているのです。
そのシーンにこの曲があまりにピッタリなこともあって、泣けます。
これは、サントラではなく映画の方をぜひ観ていただきたい!
では、何を呑みながら聴きましょうか?
大人の確信に満ちた恋の歌なので、しっかり寝かせて角の取れた
バーボン・ウィスキーがいいかな…
ベイシル・へイデン、クレメンタインあたりをぜひオン・ザ・ロックで。
映画を観ながらオン・ザ・ロックはしんどいなーという方は、
ハーパー・ソーダをどうぞ。
かの有名な「虹の彼方に(Over The Rainbow)」を作曲したハロルド・アーレンの作品です。
(ちなみに、作詞はジョニー・マーサー)
「誰にもできなかったくらい あなたを愛して見せる
雨が降ろうと 晴れようと…
初めて会ったときには よくある遊びの相手としか思わなかった
でも 今の気持ちは疑いもなく 本物の愛
誰にもできなかったくらい あなたも私を愛するわ
雨が降ろうと 晴れようと…
幸せな時も そうでない時も 二人は一緒
空が晴れたり曇ったりのように
お金もあったりなかったりするわ
でも私は いつも そう降っても晴れても
あなたのそばにいるわ! 」
私は女なので、女性の立場で訳しましたが、
男性を主語にしても充分成り立つ内容です。
しかも、「ただただあなたが好き」と言うんじゃなく、
人生の山谷を越えてきた大人の想いを歌っていて、素敵です。
曲調もそれにふさわしく、淡々としているようでいて哀愁があり
決然とした意思を感じさせます。
エラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーン、アニタ・オディ…
といった大御所の歌が素晴らしいのは、言うまでもありません。
渋いところでは、ベティ・ロシェ。
最近聴いたバージョンでは、akikoという若い日本人シンガーのもの。
彼女の歌はあまり好みではないのですが、アレンジとバックの演奏が
新鮮でした。
そうそう、忘れてはならないのがありました!
ジャズ・シンガーではありませんが、ベット・ミドラーが
「For The Boys」という映画の中で歌っているのです。
そのシーンにこの曲があまりにピッタリなこともあって、泣けます。
これは、サントラではなく映画の方をぜひ観ていただきたい!
では、何を呑みながら聴きましょうか?
大人の確信に満ちた恋の歌なので、しっかり寝かせて角の取れた
バーボン・ウィスキーがいいかな…
ベイシル・へイデン、クレメンタインあたりをぜひオン・ザ・ロックで。
映画を観ながらオン・ザ・ロックはしんどいなーという方は、
ハーパー・ソーダをどうぞ。
世界や社会は日々変化していて、二人をとりまく状況も変わっていく。これを大人の経験として腹に入れて、なおかつ、変わらないものがただひとつあるよ、という歌ですね。
深読みすれば、変わらない、ではなく、変えない意志を表明している哀しい歌ですか?
変わるものは、じぶんとは関係なく、どうしようもなく、変わっていく。それが人生さ。セラ・ヴィ、無常ってな感じでしょう。
でも、変わっていくことを受け入れると、ふと、変わらないものが見えてくる。それは本当の自分なんて言っちゃダメよ。そんなものはないんだからね。関係さ、関係の絶対性。哀しいね。
この歌を、関係の絶対性から歌い直すと、きっと演歌になりそうだなぁ、じぶんの気持ちをゆるがせる、雨や晴れの日々(象徴的な)。
不易流行。昔の人は、人生も人間も、関係も、よ~くわかっておられたのですね。
パブr、まだまだ勉強です。
「変わらない」と言い放つ大胆さや勇気を与えてくれるのが、恋愛のすばらしいところさ、…と言っておきましょうよ。オトナとしては。
そう言って変わってしまったあの人・この人・自分自身を胸に収めて、ね。