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新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

廊下のむし探検 ハエ、甲虫

2020-08-08 20:45:09 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第248弾


8月4日に家族と久安寺に行く前にちらっとマンションの廊下で見つけた虫です。時間がなくて、ゆっくりとは撮れなかったのですが・・・。



一見、シマバエに似ていますが、何となく違和感がありました。



翅脈で言えば、Sc切目が見えます。シマバエにはありません。また、M1+2脈が前方に大きく曲がっています。シマバエはまっすぐです。



さらに決定的なのは、後単眼剛毛が交差していません。シマバエは交差しています。この種については以前調べたことがありました。その時はヤドリバエ科ということになりました。私は手作りの図鑑を作っているのですが、それを見ると、Leskiini sp.と書いてありました。だいぶ前に作ったので、どうしてそうしたのか自分でも分からないのですが、たぶん、ネットで見て可能性があるので書いたのだと思います。今回ももう一度調べてみると、Leskiini族のLeskia属に似た種がいます。「日本昆虫目録第8巻」を見ると、日本産Leskia属にはaureaとmirandaが載っています。この辺ならよいのですけどねぇ。一度、ヤドリバエも属の検索をしてみないといけませんね。



これはキイロテントウ





最後は後腿節が太く、前胸背板後縁に沿って溝があるので、カミナリハムシ属Alticaではないかと思います。ここから先は検索表を見ないと分かりません。とりあえず採集が必要です。(追記2020/08/08:調べてみたら、以前、同属の種を調べたことがありました。ただ、だいぶ前の記事なので違っているかもしれません