フランス旅日記

花と歴史とワインにひたる気ままなフランス滞在をつづります

あの夜の出会い

2016-08-01 11:06:11 | パリの生活
 今回訪れた中で、実はかなりベルばら世界にひたれた場所。



 オペラ座。仮面舞踏会で王妃とフェルゼン、そしてオスカルが初めて出会った場所。

 この重厚できらびやかな世界は、まさにあのころの王室と貴族たちの生活を彷彿とさせるものです。どこもかしこも華やかに輝いていて、くらくらしました。



 このグラン・フォワイエを、オスカルはアントワネットの手をとって進んでいったでしょうか。

 そして、「こんな楽しい世界があったなんて」と興奮した王妃が外の風にあたりに出たのは、こんなところだったかも。




 30年前にも訪れたオペラ・ガルニエですが、今回はまったく違った目で見て、隅々まで堪能した気がします。

【追記】
 パリのオペラ・ガルニエは、建築主 ナポレオン3世 着工1862年7月21日 竣工1875年1月15日 Wikipediaより
アントワネットがいた当時は、ルーヴル宮などでオペラが上演されていたようです(確証はありません)。

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 さて、長かったフランス滞在も終わりを迎えました。どっぷり浸かりました。悔いはありません。ほとんどパリにおりましたが、途中でプロヴァンス地方にも旅行しました。すばらしかったです。余談ながら、プロヴァンス伯のプロヴァンスなんですね。関係ないと思っておりました。
 ずいぶん前になんとかいう小説の舞台になって、日本でも大流行した地方なので、ミーハーぽくて避けていたのですが、こんなに歴史ある美しい古都なのですね。機会があれば、また訪れたいと心から思います。

 そうそう、日本の某旅行会社のアントワネットゆかりの地をたずねるツアーと、私の旅程がかぶっていた期間がありました。ベルばらがらみでお知り合いになった方が参加されていたので、できたらパリを一緒に歩ければよかったなあ。残念ながらそのツアーの自由行動日は、私はベルサイユに行ってしまったのでした。
 もしかしたら、この拙いブログを読んでくださっている方の中にも、あのツアーに参加なさった方がおいでかもしれませんね。

 ベルばら万歳、です。




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6 コメント

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Unknown (Akemi)
2016-08-02 18:47:48
オペラ座は革命後の帝政時代のものなのでオスカルは知らないんです。でも雰囲気ありますよね。
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素敵なお写真ばかり! (B)
2016-08-02 19:54:28
 roseさまがお撮りになるお写真はどれも素敵なものばかり!アングルが素晴らしくて見とれてしまいます。18歳のアントワネットにとって、仮面舞踏会が楽しくて仕方ない気持ちがわかる気がします。

 同じ場所も年月を経て再度訪ねると、違ったふうに見えることがあります。それもまた旅の楽しみでありますね。
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Akemiさま (rose)
2016-08-04 06:22:07
ぎゃ! また無知と不勉強をさらしてしまいました。お恥ずかしい限りです~~
誤解される方がいらっしゃるといけないので、追記で補足をしておきます。(そんな方はいなような気が 汗)

原作の中で、夜に浮かび上がるオペラ座建物がオペラ・ガルニエそのものに見えてしまい、すっかり思い込んでいた次第です。
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旅の醍醐味 (rose)
2016-08-04 06:26:24
Bさま そうですね。年齢を経ることで、不都合もありますが(笑)、いいこともたくさんありますよね。
こんなに違った感性で、フランス滞在をすることができて、とても幸せでした。
写真は、被写体がよければ、誰が撮ってもきれいですよ。でも、おほめいただいて光栄です。
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Unknown (Akemi)
2016-08-05 15:55:10
原作の時代考証もちょっと違っている部分はありますけど、でもあれは物語としてかなり完成されているのでそれで良いのだと思います。インターネットのない時代によく描いたと思います。
『馬車が買いたい』や『18世紀パリの明暗』などの本、オススメです。
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Akemiさま (rose)
2017-01-25 11:51:57
なんと、このブログを閉じる準備をしていたところ、お返事していないコメントを見つけてしまいました
最初にいただいたコメントに返信して、うっかりしていたみたいです。大ぼけでごめんなさい。

鹿島茂さんの本は興味深くて本棚に何冊かありますが、Akemiさまのおすすめ本は読んだことがありませんので、時間を作ってぜひ読みたいです。

時間とエネルギーがほしいと思う今日この頃です……あ、お金もか
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