久しぶりに各務野自然遺産の森に行くと、フジバカマが咲いていました。秋の七草のひとつで、中国原生の植物ですが、日本には奈良時代に渡来してきたようです。キク科の植物で、乾燥すると香りがするので、中国では唐の時代に香草として利用されたようです。
キャンパス内、園芸療法実習園にあるレイズドベッドにアオイ科のとても澄んだサーモンピンクの花が咲いています。花の芯の部分は濃い紅色、花弁とのコントラストも何とも言えません。茎は紅色で、葉はカエデのように深く裂けた掌状です。ローゼルとして当校に導入された植物のようですが、花色や葉の形が記載とは少し異なります。ローゼルは、ハイビスカスティーとしても利用されている植物です。
今、いろんなところでセンニンソウ(仙人草)が花盛りです。日本全土に自生するつる性植物です。この植物はれっきとしたキンポウゲ科のクレマチス属の植物です。写真は花フェスタ記念公園、バラのテーマガーデン内、ホワイトローズガーデンで撮影したものです。純白の澄んだ花はこのバラのテーマガーデンにぴったりです。
ボーダーの一角にとても存在感のあるパンパスグラスの穂がたなびいています。花穂が伸び花が咲き始めたこの時期が最も美しく観賞できます。穂の色に緑がさし、光を反射し銀色に輝きます。南米アルゼンチンのパンパス草原を原生とするのでこのような植物名で呼ばれます。
キャンパス内、ロックガーデンでは、今、アンゲロニアの花がとてもきれいに咲いています。メキシコ、西インド諸島原生のゴマノハグサ科の植物で、高温多湿に強いのが特徴です。日本の夏花壇にもってこいの植物で、高さを活かすこともできる利用価値の高い素材です。花色も白、ピンク、青紫、複色と多彩で、花壇だけでなく寄せ植えの鉢や色んな場面で利用したい植物です。なお、耐寒性はないので、冬は堀り上げ、鉢植えとし、日当たりのよい室内で管理します。