平成最後のシロイカを釣りに行きました。
イカ釣りには、余り喜ばしくない月夜でした。シロイカとは、剣先イカの事。暦上当日は、中潮で沖では少々のウネリが・・・。
船でのイカ釣りは、アンカーで船を留めて釣ります。船釣りの場合、釣り方が大きく二つに分かれていて、アンカーで船を留めて釣る釣り方と潮に乗せて船が若干移動して、ポイントが刻々と変わる釣り方という感じです。
シロイカ釣りは日没が勝負。漁火を灯してシロイカのベイトを誘い、シロイカをそのエサで誘って、釣ります。なので、船は一所に固定した方が良いというワケです。
シロイカの釣り方も昨今、大きく二通りあって、イカメタルで釣る方法と豊後スッテで釣る方法という具合。その違いは、スッテの数とオモリ。イカメタルとは、スッテ自身がオモリも兼ねているスッテの事。そのスッテで釣るか、あと一つ普通のスッテをつけ足して、スッテ2本で釣るというのがイカメタルの主なスタイル。
イカの棚を探って、積極的にイカを探り当てたり、スッテをアピールするのがイカメタルの釣り。
一方、豊後スッテとは、5~6本のスッテを使ってタナの下方から上方へ仕掛けをゆっくり移動しながら釣る、昔ながらの釣り方。
豊後スッテの場合、スッテとスッテの間隔が3m(2ヒロ)程あるので、仕掛けの長さは、18m~21m程あります。
一番下にオモリ(60~80号)を施して、その上に3mの間隔を開けてスッテが5~6本ぶら下がっているわけです。
それぞれ長短があって、イカメタルは手返しが楽だけれども、頻繁に探りを入れる作業が必要。豊後スッテは手返しにはある程度の技術が必要で、スッテ回収と投入の段取りに手間がかかるというのが顕著な違いといえるでしょう。
そのときの状況によってその長短が、釣果の分かれ目に・・・?
今回は、久しぶりに豊後スッテで勝負。
コノ釣り方では、スッテを設置しておくフェルト製のテープを、船べりにロッドホルダーで挟んで固定しておきます。フックを海側にセットして、ラインは足元に収納して釣ります。
ラインは絡みやすいので、足元はスッキリさせておかないといけません。加えて剣先イカは、ラインの号数にはそんなに神経質ではないので、絡みにくい太いフロロカーボンが、有利で便利です。
タックルは、電動リールと一般的な船竿。出来れば7:3調子の竿が、アタリが判り易いという印象。
日没前は、鯵や鯛を狙う場合があって、その分の仕掛けやベイトも事前に自前で段取りするのが、一般的です。
イカ釣りの場合、クーラーボックスに直接イカを放り込むよりも、平べったいカゴを用意して、氷の上に直接触れない様に保存できれば、幸いです。
最後に蛇足ながら、マイ・イカ釣りタックルをご参考までに・・・。
先ずはイカメタルのタックル。
ロッド
ダイワ ソルティスト AGS SQ(SQUID) ライトゲーム 船 ロッド 船・オフショア 73ULS-SMT DAIWA◆
剣先イカの敏感なアタリを竿先が鮮明に表現してくれて、手元にまで感度が伝播する竿です。軽量で堅牢。釣っていて楽しい感覚のあるロッドです。
両軸リール
ダイワ ソルティスト AGS SQ(SQUID) ライトゲーム 船 ロッド 船・オフショア 73ULS-SMT DAIWA◆
今、一番楽しい両軸リール。手になじむデザイン、堅牢なボディ、滑らかな巻き心地。他のリールにはないフィーリングが、ツイツイこれで釣ろう!と思わせる存在感のある両軸リール。
豊後スッテでのタックル。
ロッド
ダイワ 極鋭ヒラメAGS M−265(東日本店)
本来はヒラメ用の竿。この竿が剣先イカのスッテ接触を確実に報告してくれます。
ヒラメは活イワシがベイト。その挙動でヒラメの接近、捕食を針からラインを通して、竿先に伝わってきます。
なので、穂先は敏感。しかしながらベリーから手元にかけてはカチッと堅牢。軽量で手持ちでも楽々。
電動リール
シマノ フォースマスター 1000
汎用性の高い、電動リール。船釣り電動リールデビューならおススメの電動リール。電動での超微速がありがたい。しかも、パワフル。スッテにかかった剣先イカの脚を、千切れる事無くアングラーの手元まで届けてくれる、頼もしいリールです。
軽量なのに、ヘヴィーデューティな当方の酷使に耐えてくれる数あるリールの中でも使用頻度の高い電動リールです。