ロルフィング®︎のある生活。

走る!泳ぐ!蹴る!ロルファー リョウの身体的思考の記録。

山伏修行~2

2014-08-08 20:43:20 | 日々のトレーニング
 山伏修行をへて、考えたりしたこと。

予備知識とか、何にもなしに行っちゃったわけなんですが。
「山の中を歩き回る」ことと「滝修行」、「白装束」くらいは頭の中にあったんだけれども。
2泊3日の間、どう過ごすのか、前以て余り想像すること無く、現地に行く手段と帰って来る手段だけ準備してた。

行ってみたら、当たり前のことなんだけれども、すべてが集団行動。
普段、自営で一人気ままに生活していることもあって、ちょっとした苦痛。
自分で決められることは一切無い。
修行なんだなぁ~。

ちょっとした休憩時間はあるけれども、朝は4時にホラ貝の音で目覚め、夜遅くまで勤めがあり、風呂に入ることも無く就寝。
修行なんだなぁ~。

山歩きは大好きで、普段は一人で歩いていて、すごく気持ち良い。
今回のは、皆で行列をなして歩く。歩くスピードも休憩を取るタイミングもおまかせ。
修行なんだなぁ~。

月山は上の方はまだ雪が残っていたりする。
そこから流れ出る川の水は雪解け水。むっちゃ冷たい。そんな中、滝行。
修行だからね。

断張のこと、最初は「がんばり」かと思ってた。
南蛮いぶし、生命の危機を感じた。
ザ・修行だったね~。

夜の抖擻は、なかなか素敵な部分もあった。流れ星や、蛍や。目の情報が有効でなくなるせいか、色んな匂いを感じた。
修行なんだけどね。


そんなこんなで、まず、修行に対する心構えが非常に薄いまま現地入りしたので、色々堪えた部分があった。
度々、「あ、そうか。修行だもんなぁ~。」と思い返すことあり。
普段の山歩きでは、「自然の中に自分がその一部として居る」感じを良く感じて、これが心地よくて大好きなんだけれども。
今回の修行では、そんな一体感を感じるところはあまり無かった。「自然と対峙する人間である」という感じ。
こんなことして修行してまでしないといけないほど、人の業って深いのか。
よく分からない。個人的には、もっとゆったりと自然と向き合いたい気持ちがいつもどこかにあった。

終わった直後は、今回の体験が自分に何をもたらしたのかよくわからなかった。(今もそんなに分かっているわけではないけど。)
何か変わった気がするんだけれど、何か分からない。っていうかこれだけやったんだから、何か変わってもらわないと困るっていうか。

何日かたって思うこと。多分、身体がある意味で丈夫になった気がする。
この体験を消化するのには、もう少しかかるのかもしれない。

(追記:8月9日)
今回の経験に関して今までのモダリティではうまく言葉が見つからないって言う感じなのかもしれないと思っているところです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿