基本的には,最初にロルフィングを受ける場合は,基本10シリーズを受けることをお薦めします。その後にさらに深いレベルに働きかけ,さらなる統合状態を追究するのが,アドバンストシリーズです。基本10シリーズ後に再調整するPost 10セッションの意味とは考え方が異なります。これを行うアドバンスト ロルファーは,ロルフィングを最低3年実践し,継続教育の単位(CE credit)を取得できるワークショップに参加し,必要単位数を満たした上で,アドバンストトレーニングに参加,修了したロルファーのことです。それまでの10シリーズの積み重ねから,その時受け手の身体がどんな変化を求めているかを把握し,制限部位特異的に働きかけることもしていきます(制限部位特異的なアプローチはBasic 10の場合はほとんど用いられません)。アドバンストロルファーの多くは,基本10シリーズの流れに沿ってロルフィングすることもしますが,むしろ受け手に応じて,オーダーメイドな組み立てをしていきます。
基本10シリーズは,それ自体完成された系ですので,これを受けることには大きな意味があります。焦って効率性を求めるあまり,少ない回数でアドバンスシリーズでまとめるより,丁寧に基本10シリーズを受け,そのプロセスの中で身体の変化を見守るのも長い人生の中で1度くらいあってもいいような気がします。ただ,優れたロルファーから受けるアドバンストセッションは,時に大きな変容を伴う印象深いセッションもあります。特にアドバンストセッションは,ロルファー側のスキルが大きく影響するのは確かです。スキルのあまいアドバンストセッションよりも,丁寧にワークしてくれる公認ロルファーからの基本10シリーズの方が間違いなくすばらしい体験になるでしょう。
基本10シリーズは,それ自体完成された系ですので,これを受けることには大きな意味があります。焦って効率性を求めるあまり,少ない回数でアドバンスシリーズでまとめるより,丁寧に基本10シリーズを受け,そのプロセスの中で身体の変化を見守るのも長い人生の中で1度くらいあってもいいような気がします。ただ,優れたロルファーから受けるアドバンストセッションは,時に大きな変容を伴う印象深いセッションもあります。特にアドバンストセッションは,ロルファー側のスキルが大きく影響するのは確かです。スキルのあまいアドバンストセッションよりも,丁寧にワークしてくれる公認ロルファーからの基本10シリーズの方が間違いなくすばらしい体験になるでしょう。