PCにUSBで直結可能なDTMに最高のFenderアンプ!
小遣いたまったのでついに購入しました!
全体的な感想としましては、音としてはかなりよいものと思います。
当然ストラト(TX‐60)との相性は抜群で、クリーン、クランチなんかは唸るものがありました。
ディストーション系でも、シングルコイルであれほどの歪みが得られるのはさすがだと思いました。
ちなみにレスポタイプを使った際の感想は、う~む、ちょっとボコボコするし、ゲイン不足?って感じで正直良くなかったですね。
Fenderだからシングルコイル向けの増幅なんでしょうね。
多分今後レスポを繋ぐことはないでしょう。
バラエティ的には豊富で、音種(アンプタイプ)、エフェクトも多様です。
特にいいなと思った点はイヤホンジャックから出る音がステレオで、ちゃんと立体感があるという点です。
多くのアンプではモノラルをLRに分けているだけなので、音をイメージしずらいですが、これは違います。
そういう意味で部屋練習にはなかなかいいものと思いました。
しかしタイトルの通り、ちょいと辛口にならざるを得無い点があります。、
あまりにも本体のインターフェースが使いづら過ぎるという点と、
PC接続録音のソフトのダウンロード、セットアップが超面倒なのと、苦労した割にソフト自体の操作性もいまいちでした。
(Amplitubeのギヤは○)
PCにつなげられるのは面白いところですが、PCを通じた操作に頼り過ぎな感があります。
調整自体はアンプ単体でもできるんですが、使いづらい。
インターフェースについては後にもかきますが、アンプタイプを選択すると、自動的にエフェクト効果も全て変わるという悲惨な仕様です。
アンプタイプの選択=プリセットのロードとなっているわけです。
あとはマーシャルMG2でも採用していますが、
シフトキー調整は非常に使いづらいので、どのメーカーでも今後の製品では是非なくしてほしいですね。
音についてはアンプ単体では
アンプタイプが8種あり、
・'57 Deluxe
・'59 Bassman
・'65 Twin Reverb
・British '60s
・British '80s
・Super-Sonic (Burn)
・American '90s
・Metal 2000
と、さまざまあり、クリーン、クランチからオーバードライブまで多様な音色が楽しめます。
ツマミは
GAIN、VOLUME(アッテネータ的に使う)、TREBLE、BASS、MASTER_VOLUMEがあり高低音のトリミング、ゲインアップが可能。
前段のボリュームがあるおかげで、ゲインを上げた時にマスターを触らずにすむ。ここはイイトコ!
エフェクト
モジュレーション系
・コーラス
・コーラス・ディープ
・フランジャー
・タッチ・ワウ
・バイアス/サイン波トレモロ
・オプティカル/ヴィンテージ・トレモロ・ファスト
・ヴィブラトーン・スロー
・ヴィブラトーン・ファスト
・ピッチ・シフター – 5度上
・ピッチ・シフター – 1オクターブ下
・フェイザー・ミディアム
・ステップ・フィルター
ディレイ、リバーブ系
・テープ・ディレイ150ms / リピート1回
・ステレオ・テープ・ディレイ 300ms /リピート3回
・モノ・ディレイ 700ms / リピート4回
・スモールルーム・リバーブプレート・リバーブ
・ラージ・ホール・リバーブ
・Fender '65 スプリング・リバーブ
・Fender '63 スプリング・リバーブ
・テープ・ディレイ ルーム
・テープ・ディレイ ラージ・ホール
・ダッキング・ディレイ スモール・ホール
・エコー・フィルター
エフェクトに2種のスプリングリバーブ(モデリング)があるのが嬉しい。
ディレイ、リバーブの周期はTAPボタンのクリック間隔で感覚的に設定できる。
モジュレーションではモジョレーションレートの調整が可能。
エフェクトのレベル調整はEXITボタンを押しながらエフェクトノブを回すことで調整できる。(最初使い方わからなかったぁ~;)
もどって調整全般ですが、
アンプタイプごとにプリセットが与えられているのでアンプタイプを選ぶだけで、
それぞれのアンプの得意な音の設定を呼び出すことができる。
しかし、このプリセットはゲインからリバーブ等のエフェクトまで全て記録されているため、アンプタイプを変更すると一気に全て変更される。そしてもちろんプリセット変更でノブが勝手に回るわけはないから、今のセッティングがどういう状態なのか完全にメクラ状態である。
それぞれのノブはほんの少し回すことでアクティブになる。
そういう仕様なので、「もうちょっとゲイン上げよう」と思っても元の位置がわからないからちょっと回した瞬間に一気に音色が変わってしまい迷子にw
これは最近のプログラマブルアンプではよくあることだが、いかんせん設定メニューが多すぎる。同じ設定でのアンプタイプの聴きくらべも容易にはできない。ただ、各アンプタイプで2つ自作プリセットを保存できるようになっているので、1つめは全てエフェクトOFF、ゲイン、フィルター一定にしちゃおうと思う。
音はいいけど、操作性に難ありです。
アンプタイプ選択にエフェクトプリセットが連動じゃなければよかった。
ここがよくなかったなぁと思うところ。
ここまではアンプ単体での使用感。
そしてようやくPCにつなげてみる。
ソフトは3つダウンロードできて、
○FENDER FUSE MustangシリーズアンプをPC側で調整できる。
デフォルトプリセットの変更もこちらで可能。
また、さらにアンプタイプが増加し以下が使用可能になる。
・’57 Champ
・’57 Deluxe
・’57 Twin
・’59 Bassman
・’65 Deluxe Reverb
・’65 Twin Reverb
FenderFuseDLはこちら
右上のRegistarで商品登録して、確かそのときあたりに下の二つのソフトのアクティベーションコードが表示されるので、再確認するにはサポートセンターに連絡しないといけない(多分英語で)ので確実にメモっておきましょう。
ソフトはインストールすれば使えます。ソフトの起動とアンプの接続でアンプの再起動が求められます。
また、その後ファームウェアのアップデートとか言う言葉がでてきたときにはアンプ電源を落とし、EXITを押しながらONすればOK。(英語で説明がでます。参考までに)
○Abelton Live Lite
Mustangアンプをアンプ兼オーディオインターフェースとしてラインレコーディングを行うことができる。
このソフトではUSB接続で録音ができる。
LiveLite9をダウンロードし、ソフトを起動時にアクティベーションすればOK。
ちなみにRewireに対応していているのでDAWと連動可能。
LiveLiteはここでDLできます。
小さい文字ですが、「その他のダウンロードオプションを表示」で64bit版も選択可。
インストールすれば使えるようになる。
○Amplitube Fender SE
Amplitubeで使えるギヤセット「FenderSE」が使えるようになる。
含まれるアンプは以下の4つ。
・'65 TWINREVERB
・Super-Sonic
・MH-500 Metalhead
・TBP-1
ここでAmplitubeの「オーソライゼーションマネージャー」をダウンロード
シリアルナンバーを入力して出てくる2つのソフト「カスタムショップ」「アンプリチューブ」をダウンロードする。アンプリチューブでアンプの左の方の「アンプモデル」の矢印で送っていくとでてきます。(アンプリチューブフリーのギヤも全てDLされていて使えます。)
ちなみにアンプリチューブはソフト単体でつかえます。言い換えればアンプを通して使うものではありません。このソフトはVST pluginとしてDAWでもつかえるものです。
HARINEとしては正直このAmplitubeFenderSEだけで満足しましたw
CUBASEで録音するならこれでこと足りましたね。
アンプを通すとPCとUSB接続するせいか、思いのほかノイズものりましたし…
というわけで、正直なところオススメはしませんw
他にも訳あって結局、1月も使わず売却しました。
あまりテンションの上がらないレビューでした…
アンプだけで、Fenderの音で弾きたいならこっちかな、
こっちは文中にでてきたマーシャルMG-2CFXです。シフトキーもありますが、これくらいなら許容できる。