ろこめっとのこれでいいのかな?

社会問題と子ども関連にしぼって再開します!

福岡県の不名誉な一位 Ⅰ

2009年03月23日 19時00分31秒 | ご存知ですかこんな問題
お久しぶりです。
今回は福岡県がワースト1の問題、通して日本全体の問題を考えていただきたいと思いこの話題を紹介します。
それは「ペットの殺処分数が都道府県ワースト1」です。
漢字でだいたいの意味は読めると思いますがしばらくお付き合いください。

特に勘違いする人が増えそうなので書かねば! とおもったきっかけがこれです。
皆さんは元厚生労働省幹部の襲撃事件をご記憶でしょうか。
そう、小泉容疑者(当時)は動機を「ペットの敵討ち」と言い張りました。
当時私はペットの殺処分について調べていた時なのでいろんな意味でショックを受けました。
そして思いました。
「現場でどういう状況なのか理解してて言っているのか」
どちらにしても理解しがたく許しがたい犯行ではありますが…

それでは本題に入ります。
みなさんは一度は考えたことがありませんか? 「捨てられたり迷子になったペットはどうなっているんだろう」と。
答えは「二酸化炭素による窒息死処分」です。
私があっさり言っているように見えるかもしれませんが、調べた身としては「感情を込めた文章を書くと耐えられない」というのが本音です…
その命、実に年間35万匹。
35万の命の大半が飼い主の勝手で無責任さの犠牲になっているのです。

実はユーチューブという動画サイトで「殺処分」というワードで検索をかけると報道番組の特集がたくさん出てきます。
その内容から2つほど紹介したいと思います。

○「家族旅行に行くので子供が拾ってきた猫を処分してほしい」
 子供は泣きじゃくり大人は命に触れることで私達も子供も成長したといい涙ぐんでいました。
 あの、状況と発言をもう一度見直していただけませんか…
 どれだけ違和感があるのかわからないのか、それともでまかせと泣きまねなのでしょうか…
 「家族旅行に行くのでネコちゃんを殺してください」と言っているのですよ。
 預かってもらうとか方法はいくらでもあるのに…
 あまりにショッキングすぎて絶句してしまいました。

○某所の保護センター職員にインタビュー
 職員の方は言いました。
 「誰一人割り切って働いている人はいない。葛藤との戦いの日々です。」
 保護センターというのは保護もしていますが殺処分も行われています。
 職員として働きはじめた時、一週間くらいで二酸化炭素の注入スイッチを押させるそうです。
 「今まで私の知る限り初体験で押せた人はいません。」
 どんなに長く勤めた方でもスイッチをためらいなく押す人はいないと語られました。
 30分以上葛藤と戦う人もいるそうです。
 「殺処分だけが保護センターの仕事ではありません。むしろ命を助けることを増やすため葛藤と戦いながらここで旗ライチ得ます。」

事実一時期日本の殺処分は年間50万を超えていました。
しかしながら里親を探したり引取りを願い出た飼い主を粘り強く説得し簡単に引き取らないなどの努力の結果何十万という命が年間救われています。
最初に出した事件の話ですがそもそもペットの保護は総務省の管轄ですし近年の活動の結果は賞賛に値するはずなのに勘違いで無関係の方を襲撃というのは恐ろしいことです。
襲撃からすでに賛同はできかねますが。

ここまできて皆さんはどう思われましたか?
「殺さなければいい」という意見が非常に多いかと思います。
確かにそれができればいい、しかしそれが出来ないほど多くの命が無責任に捨てられていることから目をそむけてはいけません。
そもそも無責任に命を扱わなければこのような問題は存在しないのです。
近年ペットブームと騒がれあちこちにペットショップができ価格票が付けられています。
その命、今この瞬間殺処分される命との差はなんなのか。

皆さんもぜひ考えてください。
身の回りの人が安易にペットを飼うと言い出したら「最後まで責任もてるのか」と忠告することを。
どうしても飼えないから捨てるというのなら「代わりの飼い主を探さないのか」と質すことを。

最後に私達人間は他の命を奪って生きています。
ならばこそ奪った命をはじめ命を尊重しなければならないのではないでしょうか。
その思いがあればこのような問題はないはずだと、私は信じてこの話題を出させていただきました。
長文にお付き合いいただきありがとうございました。


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