プロジェクト・マネジメントの要諦The Key to Project Management

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ゼロから新たに生みだす。既にあるものを作り替える。
楽しみながら考えていきましょう

スプリントゼロからはじめよう

2020-04-29 | 方法論

生粋のアジャイリストの間ではスプリントゼロ(イテレーションゼロ)は不要だといわれます。なぜなら全てスプリントは一定のリズムで進み、同じケイデンス(タイミング)で価値を創出すべきだからです。スプリントにゼロとか、ハードニングとか特別な過ごし方があってはならないのです。

ですが・・

始めてアジャイルやスクラムを導入するチームがスプリントゼロをすっ飛ばして価値創出スプリントからスタートするのは不可能です。始めてのチームは、こてこてのコンポーネントチームです。そしてプロダクトバックログはタスクリストに過ぎません。お客様のBOXのPBLを探していたらWBSしか見つからなかったこともあります。

初めてのスクラムチームがゼロを飛ばして開発スプリントからスタートするとPOやプロジェクトスポンサーを苦しい立場に追い込んでしまいます。

組織で始めてのスクラムであれば、最初の2週間はスプリントゼロを設けてください。その間にスクラムガイドをみて準備して下さい。予算があるならアジャイルコーチを雇って最初はスクラムを回してもらって下さい。ひとつめのボタンをかけ間違うとその後が痛いことになります。

スプリントゼロから始めていきましょう。

 

 

 



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