定年夫婦の暮らし方(店長日記)

盛岡に住む定年夫婦(昭和20年生)の暮らしを分ち合います。

カナンの園見学会に参加しました。

2015年09月27日 | 店長日記

 9月26日(土)カナンの園の見学会があり夫婦で参加しました。

 9時 ヒソプ工房(カナンの園の授産施設)を30人乗りのマイクロバスで出発

  10:30 奥中山 カナン牧場着  カナンの園が運営する カナン牧場、シャローム、ウィズ を見学

  12:00 ピクニックランチ  ピザ、ジャーマンポテト、ハーブティー等いただきました。

  13:30 アドナイエレ 見学

  14:30 奥中山産直買物

 16時30分にヒソプ工房に到着

 

 

 カナン牧場(パン工場) 

  おなじみのカナンのパンが製造されている施設です。

  パンフレットには就労継続支援A型<雇用>事業、就労移行支援事業となっていました。

  就労継続支援事業所とは一般就労が困難な方に、生産活動を通して就労の機会を提供する福祉サービスで

  A型(雇用型)とB型(非雇用型)があります。

  左側に竹のようなモノがありますがイタドリです。後で使い方が分かります。

 

 

 パン工場 朝3時から始まるとのことです。私たちが見学した時には作業が終わり掃除をしていました。

 

 責任者の説明がありました。

 職員16名と32名が働いているとのことです。

 30種類のパンやジャム等の加工品を製造し盛岡はじめ周辺市町村のスーパーに卸しています。

 

 生活介護事業所 シャローム 

  2000年4月に開設、現在利用者数22名。(在宅通所者13名、グループホーム入居者9名) 

 

 責任者の方の施設の説明がありました。

 

 標語「シャロームのせんべいはみんなの協力で出来上がります」は良いですね。

 

 この施設ではせんべい(クッキーだとおもうのですが?)を作っています。

 聖書の言葉を押したオリジナル商品「み言葉せんべい」は教会関係者に売れているそうです。

 

 煎餅は5枚入って164円は安いと思います。 

 

 生地を団子状に丸める作業をしていました。出来上がったものを見ると熟練した様子がわかります。

 箱詰め作業、雑穀の異物除去、クッション材作り等障害の程度に合わせた仕事を作ることに苦労して

 いる様子がうかがえました。効率だけではなく仕事をつくる(雇用を機会を増やす)考えはフェア・トレード

 と同じだと思いました。

 

 利用者の方の作品(だと思います。)が展示されていました。

 

 リサイクルセンター ウィズ  就労継続支援B型<非雇用>事業

  二戸圏内から回収されたペットボトル(約140トン/年)を選別、粉砕、洗浄し原料を製造、発泡スチロールの

 溶融固化処理をしています。他に地域の委託事業(マルチビニールはがし、鶏舎の掃除等)を行い約3万円/月の平均工賃

 を支払っているとのことです。

 

 処理前のペットボトルの山が出来ていました。

 

 溶融固化した発泡スチロール

 

 ペットボトルの前処理、ラベルはがし、キャップ外し等をしています。手間がかかるから仕事があるとのことです。

 この作業が機械化できたら仕事が無くなると思われます。

 

 お昼はピクニック・ランチをご馳走になりました。雨のため場所を変更してパン工場の駐車場で開催。

 会場に到着したらすでにピザが焼かれジャーマンポテトやハーブティーが用意されていました。

 

 ドラム缶を使ったピザ窯

 

 ポテト、ぶどう、トマト、野菜、ハーブは職員の方、ハム、ピザ生地はパン工場の提供でした。

 

 ハーブティーはミントの香りが効いていました。

 

 2種類のピザ 美味しかったです。

 

 ラズベリーピザ デザートとして出てきました、甘酸っぱくて美味しかったです。

 

 パン焼き体験の風景です。パン工場で用意してくれた生地をイタドリ(パン工場の入口にあった)に巻き付けて

 炭火で焼きます。

 

 

 15分~20分程度で生地が膨らんで焼き色がついて出来上がり。子どもだけではなく大人にも人気でした。

 

 妻の焼いたパン、大変良く焼けました。

 

 食後はひつじ工房アドナイエレを見学、工房内の店舗

 ひつじ工房アドナイエレはカナンの園の入所更生施設「小さき群れの里」の敷地内に日中活動の場の一つ

 縫工科として建てられたそうです。

 

 店舗にはフェルト、織り、染めの小物商品がたくさん展示されていました。

 

 織りのマフラー、藍染めの衣類

 

 代表の方の説明がありました。ボランティアの方に支えられているとのことでした。

 

 羊も飼っていて毛刈りして織物やフェルトの原料として使うそうです。このヒツジは生まれた時に

 親から見放されて人間が育てたとのことです。その為に仲間のヒツジより人間になれてしまったと

 のこと、どうも自分は人間と同じだと思い込んでいるように思えるようになったとのことです。


 ある日、たまたま、鏡をヒツジに見せたそうです。そしたらじっと鏡を見てからものすごく落ち込ん

 だそうです。自分は人間ではなくヒツジだと分かったからではとおっしゃっていました。


 自分は人間だと思っていたヒツジは奥中山のヒツジ工房アドナイエレで見る事ができます。

 

 

  

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