ねこブログ ろばのみみ

突然やってきた二匹のねこ、茶とら「との」と三毛猫「ひめ」との暮らし♪&TEAM NACS♪THE ALFEE&MTB

ターミネーターニューフェイト

2019-11-11 20:32:34 | 映画



ジェームズ・キャメロン曰く
正統な続編との位置づけとなる「ターミネーターニューフェイト」を見に行ってきました(・∀・)ノ

以下遠慮なくのネタバレ全開なので、ネタバレNGの方はご遠慮くださいmm








冒頭からファーストの回想シーン、そしてジョンの殺害シーンで掴みはオッケーw
あの美少年のジョンがまた見られるとは!それだけで価値あるよね(笑)
あのシーンは勿論CGなんだろうけど、すごい衝撃シーン。
スカイネットの支配するあの未来を阻止したことで変わってしまった未来。
歴史はジョンを無くても良い存在と見なしたって事なのかな。それはそれで悲しい。
サラたちの力でスカイネットによる審判の日は回避できたけど
歴史は新たにリージョンを生み出し、結局は違う審判の日を迎えてしまっている。
そして人類はまた新たなリーダー「ダニー」を作り出している。
なんだろう「歴史」はどうしても人類を抹殺したいのかな。
この新しい戦いでリージョンの審判の日は回避できたけど
またあたらしい機械の何かが出て来て、また新しい人類のリーダーが出て来て・・の繰り返しになるのでは。
結局タイムスリップが出来るという段階で色々なパラレルワールドが出来てしまって
それぞれの歴史の輪が絡み合った複雑なメビウスの輪になっているような気がする。
ニューフェイトの繰り返し。
ネバーエンディングストーリーだねwww

ま、映画全体の印象としては(個人的には)戦闘シーンが大掛かり過ぎて疲れたってことで(^^;
そして新しい敵役のターミネーターはむっちゃ人間臭い(笑)

今回観賞後、真っ先に頭に浮かんだのは
前にみたブレードランナー2049のリドリー・スコット氏といい、
今回のジェームズ・キャメロン氏といい、
なんだろう・・・人類の存在の曖昧さと脆さ危うさを啓蒙している様に感じられてならないなあって事。

旧タイプのターミネーターT500は自らの指令(ジョンコナー抹殺)を遂行したあとは存在の意味を失い
その後に出会った人間の親子と共に人間として時を生きている。
誰かを守る生活をして、子供をそだてて、人としての感情を育み、自分を人間として位置づける事で存在価値を見いだしている。

ブレードランナーではレプリカントが人を愛し出産し、生物としての何かを超えようとしている。

機械(ロボット)と人間。
レプリカント(人造人間)と人間。

その位置づけというか、意味。
人間とは何か?
その定義とは?

ブレードランナーでは感情を持ったホログラムまで出て来てたしね。

そういえば、すごく昔の話だけど、スタートレックで惑星探査機のボイジャーが宇宙をさすらったあげくに
とてつもない時の中で知識と経験を重ねて、人間のような感情をもったビジャーとして生まれ変わった話があった。
あれも同じく人間の定義の曖昧さを指し示していたんだろうなと思う。

結局、こうやって普通に生きて映画を見て飲んで食べて当たり前の様にしているけど
人間って、ものすごく曖昧な存在なんだろうな。
考えすぎて凄く疲れる映画だった。
面白かったけど(^^)


とりあえず、リンダ・ハミルトン演じるサラ・コナーはむっちゃ格好よかった!!
ああいうババアになりたいねえ(笑)。