【会津野YH】を出発して磐越自動車道に向かいながら、鶴ヶ城を見るかどうかと迷ってました。
数年前にバスツアーで訪れた事があったのだけれど、お堀や石垣は立派だけど、再建されたコンクリートの天守はねぇなどと思った記憶があったせいです。
でも、大河ドラマ【八重の桜】の中で、綾瀬はるか演じる八重がスペンサー銃を持って【武者走り】を駆け上がるシーンが印象に残っていた。
その石段を見てみたいなと思って、立ち寄ってみることにした。
バイクは西出丸駐車場に停めて、天守閣に向かった。
未舗装のところだけれど、二輪車は無料だって。 嬉しいね。
きょうの気温は福島でも30℃まであがる予報で、緩やかな坂道を上がって行くと、まだ9時だというのに暑くて汗が滲んでくる。
天守閣の最上階まで、展示資料を見ながらゆっくりと登っていくと、会津若松城(若松城 鶴ヶ城)の興廃の歴史がわかるようになっていた。
もともとの天守閣は、松本城や熊本城と同じように黒い城だったのだけど、火災を契機に白い天守閣に生まれ変わったらしい。 姫路城と同じように、漆喰の白い壁がピカピカでした。
小学校の遠足なのか、先生に引率された子供たちがにぎやかでした。
今日の宿は、昨夜のうちに予約しておいた飛騨高山のYH. 会津若松市からは500km弱の距離があるので、きょうも高速道を一気走り。
会津若松--新潟---富山---金沢---白川郷と走って、飛騨高山の町に入りました。
【ひだ高山天照寺YH】は、【飛騨の朝市】や【伝統建造物保存地区】を過ぎたあたりのお寺が立ち並ぶ一角。
ナビにしたがって行くと、お寺の鐘つき堂や本堂のある広い庭にバイクを乗り入れていきます。 排気音を抑えながらでも、バイクごとお寺さんに入っていくのは、ちょっと不思議な感覚でしたね。
名前からして、お寺さんです。
浄土宗のお寺なのだそうですが、YHはWi-Fiも使えるし、ネット接続できるパソコンも設置してあるし、お寺さんとは思えないくらい設備が充実していました。
ドミトリーの3人部屋は、東京のバイク乗りとアメリカの若者が同室。
あやふや英語とあやふや日本語が飛び交って、それでもオレゴン州の出身で大学では映像文化を専攻して、アジア文化に興味があって、などとコミュニケーションが成立するから面白い。
個室には、ドイツからきた若者が一人。 こちらは日本語はまったく話せないと言っていた。
でも、「日本人か?」と聞いてきて、「蜘蛛がいる」「何とかしてくれ」といったようなことを訴えているので、「蜘蛛が怖いのか?」と聞くと「イエス イエス」と。
普通に人家に棲息する大型のアシダカグモでした。 これは、ゴキブリとかを捕食するので、人にとっては良い蜘蛛なんですけどね。
鹿児島では、こいつを【やっでこっ】と言います。 やっでは八つ手、こっは蜘蛛を指すんです。
「毒はないから、ノープロブレムだよ!」と言うと、なんとか通じたようで、安心して部屋に入っていきました。
入口のドアを蜘蛛がブロックしていたので、部屋に入れなかったみたい。ふふふ
これまでパソコンが使えなかったので、久しぶりにロビーにあるパソコンを使って投稿してみた。
21:15。 同室のふたりは早々とZZZZZ。 話し相手がほしくて、ドミトリーの部屋を希望したのだったけど。残念。
明日の大阪南港発のフェリーで、帰鹿予定です。 信州北陸ツーリングチームと、合流できそうです。
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