30代の頃、いまより40年も前の事ですね。
通勤にもツーリングにも活躍していたのは、旧式の空冷直立2気筒エンジンを搭載したヤマハのXS650SP。
当時は、高回転のDOHC4気筒エンジンが主流になっていて、OHC2気筒のエンジンを積んだバイクは、時代遅れのような存在だったのです。
それでも、太いリヤタイヤとプルバックハンドルが、ちょっとだけアメリカンの雰囲気を味わせてくれました。
これは、佐賀の虹の松原でのショットで、マフラーはキャブトンに交換しているようです。
キャンプツーリング時のスタイルは、ヘッドライト上にシュラフを載せるのが定番でした。
リヤシートには、帆布で出来た屋根型テントなどのキャンプ道具などを載せて走っていました。
夏場の暑いときには、エンジンの熱で温められたタンクから燃料が噴き出したり、トランジスタイグナイターがダメになったりと、欠点も多かったのですが、短めのメガホンマフラーからはき出される排気音は、心地よいものでした。
後ろに見える天守は、唐津城です。スモークのアクリル板をシールドに使っていたんですね。
この一枚は、北海道の何処あたりだったのでしょうか。
こんな風に、気持ち良く走れるよう早く早くなりたいものです。