7日、鹿児島では七草祝いの日でした。
鹿児島では【ななとこい】と言って、数え七歳を迎えた子供が近所や親戚の七軒の家を訪問して、【ずし】を頂いてお祝いしてもらって神社詣でをします。
【ななとこい】=ななつの所の意味、【ずし】=雑炊、七草がゆの事ですね。
子供の成長を祝う七草祝いですが、【七草がゆ】などと丁寧な言い方でなく、【ずし】(雑炊)と言いいますが、こんな言葉もだんだんと消えていくのでしょうか。
草牟田町の護国神社近くの道を通って、下田町にある【関吉の疎水溝】に行く途中、着飾った幸せそうな親子連れを何組も見ました。
日本の産業革命遺産と言っても、集成館以外は行ったことがない場所だったので、ナビをたよりにバイクを走らせて見ました。
HOGのABCツーリングの対象地にもなっているので、カメラを三脚にセットしてタイマーで撮ろうとしているところに乗用車が来て、こんな画像に。
市の教育委員会で設置した駐車場にバイクを入れて、300mほどさきにある疎水溝あとまでぶろぶらと散歩気分で歩いてみました。
現代人はすぐに有るものに頼りすぎますが、昔の人たちは、本当に工夫がスゴいですね。
そして、吉野の先にある寺山の炭窯跡にも行って見ました。
炭窯の前に建っている石碑には、【安政5年 戌年 二月二十五日】と彫ってありました。
石炭の替わりに、ここで作られた白炭を溶鉱炉の燃料にしたと言うのだから、発想も革新的だったのですね。
ABCプログラムスタートになった、世界文化遺産見学ツーリングでした。