RJAV被災動物ネットワーク では、10月26日、27日の両日、
福島県福島市飯野町明治字休石10 にある、福島県営の被災動物第一シェルターで、犬の世話のボランティアに参加しました。
5頭の譲渡引き受けのため、一頭一頭を散歩させて撮影し、個体の健康と性格をチェックしました。
第一シェルターは、地元協力者の倉庫を利用したもので外観の撮影は禁止されており、向かって左側は長期預かりと元飼い主を探す、公示期間中とそれが終わった譲渡可能な犬が収容されています。
真ん中の建物は物資保管と休憩所スペース、その奥には猫が収容されています。
右側の倉庫は、収容間も無い犬と健康チェック中の犬が収容されているようです。
ボランティアが世話をするのは、向かって左側の倉庫内の犬たちで、右側はスタッフ以外は入れません。
26日現在で 犬170頭 猫50頭が収容されていました。
狭いゲージの生活が少しでも快適であるように、また様々な感染症を防ぐ為にも衛生管理は非常に重要です。
参加された皆さんは、ものすごい手際の良さで、丁寧に犬たちの世話をされており、頭が下がります。
県の職員の方も、一日中走り回り数人分の仕事をこなします。
・シェルター内の様子
▲ 犬の一日
左側の倉庫の犬は、人手が足りないため現状では、散歩できません。
一日一度、ゲージ内の掃除の時に数分間、同じフロアの鉄柵の中に連れて来られ、そこで一度に排泄します。
掃除が終わったらゲージにすぐに戻されます。
給餌水は、3時ころに一度だけです。
犬の健康状態は、見た感じも夏頃より随分良くなっていました。
ほとんどが元気に吠え続けていますが、ぐったりしている子はいません。
右側の倉庫の犬は、スタッフが連れて出てきたものをボランティアが 逃がさないように10分程度一本道を往復散歩させます。
ボランティアは入れません。
収容されて日が浅い犬と、健康チェックが終わっていない犬のようで、ガリガリに痩せている子も数頭いました。
▲猫の様子
猫もスタッフさんが一心不乱に掃除をしており、世話も行き届き表情も穏やかで、健康状態も良さそうでした。
(注!福島県への抗議は問題解決になりません。RJAVも出入り禁止になるので止めて下さい。)
これから寒さは厳しくなります。
RJAVとしては、ボランティアさんの定着がこの子たちの生命線だと考えています。
福島県営シェルターの窮状をご理解いただき、ぜひ、多くの方々のボランティア参加をお願い致します。
RJAVで引き受けた、5頭のワン子たちの里親さん募集にも ご協力下さい。
福島県救援本部のボランティア募集画面http://www.pref.fukushima.jp/eisei/saigai/volunteer/volunteer.htm
http://www.fuku-kyugo-honbu.org/ (新)
事前に登録申し込みをします。
http://www.pref.fukushima.jp/eisei/saigai/volunteer/ABentry.pdf
(2013.7修正しました)
※RJAVが福島県に申し出た、5頭の譲渡引き受けは福島県食品衛生課から断りの通知が届き、一方的に断られ実現しませんでした。
理由は、�シェルター物件を買っていない(賃貸)だから、�福島県に住民票がない事でした。