東大和のとこやさん 【理容西川ブログ】※更新停止

東京は東大和市で床屋をやっている理容師さんの昔話

ヘアドナー

2014-12-03 | 床屋な話
 
父母息子娘と家族で来店くださっている方、このところ、娘さん(と言っても、30は超えてると思うのですが・・・)が全然来なくなっていたので「娘さんだけは、どこか美容院にでも行くようになったのかなぁ・・・」と思ってました

と、しばらくぶりにご来店
すると
「2年ほど『ヘアドナー』で髪を伸ばしてました」

『ヘアドナー?』
なんとも聞きなれない言葉ですが、みなさんにはコレを機会に覚えておいてもらえればと思います

JHDAC(ヘアドネーションの活動をしているNPO法人)ホームページ

ドナーとは、医療においては、臓器を提供する人のことです
骨髄ドナーや臓器ドナー、角膜ドナーなどは聞いたことがあると思います

で、ヘアドナーですが、そのまま『髪を提供する人』のことです
細かく言うと、抗がん剤治療などの副作用で髪が抜けてしまった患者さん、事故などで髪を失った方、先天的に髪の毛の生えなくなっている人などへ、人毛ウィッグを作るために、毛髪を提供する方の事です

通常、出回っているウィッグは成人女性を対象としている商品がほとんどです
医療用のものだと、アクリルなどの人工素材で、不自然な物が多いらしいです
特に子供用となると、流通自体が非常に限定されてるとか

そこで、より自然な人毛ウィッグを作る毛髪を提供する人の事をヘアドナーと言うそうです

このようなモノがある事は、何となく知っていましたが、実際に意識したのは今回が初めてかも
もちろん、その『ヘアドナー』体験者に会うのは、絶対に初めてです

基本、どなたでもヘアドナーにはなれるのですが、ひとつだけ大事なことが

『集めてる髪は最短で”12インチ(30.48㎝)”』

これはハードル高めです
もちろん長ければ長いほど良いですが、こと、ウチみたいな床屋さんにくる男性に限ると
コレだけ伸ばされるのは・・・なかなか巡り合えるもんじゃないですよね

けど、髪を扱うことを職としてる者にとっては、非常に関心のあるものです
ちょっと機会があれば、組合などの組織で議題に上げてみたい話題ですね






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理容 西川
東大和2小前
0120-888-055

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