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秋篠宮家と学習院 関係修復不可能を決定付けた“断絶宣言”

2022-02-25 11:00:00 | 日記
下記の記事はNEWSポストセブン様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

秋篠宮家の長男・悠仁さまが、4月から国立の筑波大学附属高校(筑附高)に進学されると宮内庁が発表した。悠仁さまは現在通われているお水女子大学附属中学校と筑附高との間の提携校進学制度に出願し、2月13日に同校で行われた学力検査を受けた結果、合格したという。
皇室といえば学習院に通うもの──そういった印象が強かったが、秋篠宮家では眞子さまと佳子さまがいずれも国際基督教大学(ICU)に進学。悠仁さまも学習院には通っていない。
2006年、悠仁さまが誕生されたことで、秋篠宮さまは自身も皇位継承者でありながら、同時に「将来の天皇の父」という重責を担われることになる。
「幼い頃から将来の天皇として育てられた天皇陛下とは異なり、弟宮の秋篠宮さまは、比較的奔放に育てられてきました。その秋篠宮さまが、どのような方針で悠仁さまの教育を考えられているのか。その試金石が、2010年の幼稚園選びでした」(宮内庁関係者)
注目を集める中で秋篠宮ご夫妻が選ばれたのは、学習院ではなくお茶の水幼稚園だった。
「紀子さまがお茶の水女子大を拠点として研究活動を行っていたことから、女性研究者を支援するために同大学が作った特別入園制度を使ったとされています。悠仁さまが“適用第一号”でした」(前出・宮内庁関係者)
前述したように、眞子さんは2010年にICUへ。佳子さまも、2015年に姉の後を追われた。お子さま方が全員、別の学校へ──秋篠宮家の「学習院離脱」が成った瞬間だった。学習院関係者は、秋篠宮家と学習院の同窓生の交流についてこう証言する。
「秋篠宮ご夫妻に向けて同窓会などの案内を差し上げても、返事をいただけなくて……。最近はもう案内を送ることさえしていません。学習院女子高等科OGの会員誌にも、折に触れて黒田清子さん(紀宮さま)や三笠宮家の彬子さまといった女性皇族が寄稿されてきましたが、紀子さま、眞子さん、佳子さまは申し訳程度に短いお歌を寄せられることはあっても、寄稿という形は実現せず……。こちらからお伺いを立てることも徐々になくなりました」
2018年には、関係を修復不可能にする出来事が起こる。
「当時の学習院の院長は、悠仁さまが中学進学を控えられていたということもあり、折に触れて近況報告のために秋篠宮邸を訪れていました。ところが、秋篠宮家の最側近から、“今後、報告は控えてほしい”と告げられたというのです。当然、ご夫妻の意向が反映されたものでしょう。秋篠宮家は学習院をないがしろにしたといっても過言ではない。言うなれば“断絶宣言”だったわけです」(別の宮内庁関係者)
悠仁さまは、戦後初の、生涯学習院で学ばれたことのない天皇となるかもしれない。前出の別の宮内庁関係者は懸念を示す。
「学習院に子供を通わせる家庭の多くは、“皇族がいるもの”という認識をしています。子供たちも特に特別扱いはせず、分け隔てなく接する。そんな環境で幼い頃から学習院に通い続けられたことで、上皇陛下も天皇陛下も、生涯のご学友を得られました。時に励まし合い、時に厳しい言葉で諭してくれる存在こそが、真のご学友というものでしょう。信頼関係は、長い時間を共有することで醸成される場合もあります。
筑附高は自由な校風で、優秀な生徒が多く集まると聞いていますが、はたして悠仁さまが本心を打ち明けられる相手が見つかるかどうか……。秋篠宮さまが悠仁さまから学習院を遠ざけたことが、思わぬ形で皇室の将来に影響しなければいいのですが」
悠仁さまは、間もなく義務教育の課程を終えられる。ご夫妻は、暗闘によって作り上げた“脱・学習院”という教育方針の成果をどう捉えられているのだろうか。

認知症の主犯の1つ「酸化」 50歳からの対策でリスクを減らす

2022-02-25 08:30:00 | 日記
下記の記事は日経グッディ様のホームページよりお借りして紹介します。(コピー)です。

食べ物が変色したり、金属がサビたりするのは、大気中の酸素に触れて起こる「酸化」が原因だ。この酸化が体に与える負荷、「酸化ストレス」は、老化やさまざまな病気の原因となり、脳では認知症の一因となることが明らかになっている。つまり、脳内の酸化ストレスを減らせば、認知症を予防できる可能性があるということだ。本特集では、酸化ストレスが認知症発症の重要なファクターであると説く国立精神・神経医療研究センター病院長の阿部康二さんに、認知症予防に役立つ「脳の抗酸化対策」について聞いていく。
『「脳の酸化ストレス」を抑え、認知症を遠ざける』 特集の内容

アルツハイマー病の発症に、脳内の「酸化ストレス」が関わっている
超高齢社会を迎えた今、いかに健康寿命を延ばすかが多くの人の一大テーマとなっている。そのために「できれば避けたい」と願う病気の1つが、アルツハイマー病をはじめとする「認知症」だろう。高齢化が進むにつれて認知症患者は急増しており、2025年にはその数は700万人になると推定されている。
アルツハイマー病は、「アミロイドβ(ベータ)」というたんぱく質が脳に蓄積して発症する。近年はアミロイドβを除去する薬も開発され話題を集めているが(この薬については後述します)、アミロイドβの蓄積を抑える予防薬はまだ存在しない。
だが、近年の研究から、運動や食生活、睡眠などの生活習慣が認知症の発症リスクに影響することが明らかになっている。後で詳しく解説するが、認知症は高齢になって突然発症する病気ではなく、それ以前の20~30年という長いスパンで進むことも分かってきた。当然、そこには生活習慣が大きく関係してくる。そこで、いま注目を集めているのが本特集のテーマである「酸化」だ。
国立精神・神経医療研究センター病院長の阿部康二さんは、「いま注目されている認知症対策の1つが、過度な『酸化』によって脳の細胞の炎症を起こす『酸化ストレス』を抑えることです」と話す。
酸化とは、身近な例でいえば釘がサビたり、リンゴが茶色く変色したりする現象のこと。そして酸化を引き起こす活性酸素という物質が増えすぎ、体に悪影響を及ぼすことを「酸化ストレス」と呼ぶ。阿部さんの研究グループは、脳が酸化ストレスを受けることでアミロイドβの蓄積が活発化し、アルツハイマー病が進むことを解明。逆に、酸化ストレスを抑えればアミロイドβが減る可能性があり、アルツハイマー病を抑制することも不可能ではないと説く。
釘がサビたり、リンゴが変色したり…。この酸化と同じような現象が脳で起こると、認知症発症の一因となる。(写真はイメージ=123RF)
脳は多くのエネルギーを必要とする「小さな巨人」
そもそも「酸化」とは何か。「酸化」がなぜアルツハイマー病につながるのか。気になる脳と酸化の関係を知るために、まず脳の特徴について見ておこう。
阿部さん曰く、脳には酸化が起こりやすい性質があるという。
脳は重さ約1.3~1.5kgと、体重が60kgならその重量の約2%にすぎない小さな臓器だ。それほど小さいにもかかわらず、脳は多くのエネルギーを必要としている。
「脳には心臓が拍出する血流量の15%が流れていて、体全体の酸素消費量の20%に当たる酸素を使っています。エネルギーのもとになるブドウ糖に関しては、肝臓が産生するうちの80~90%も消費します(下図)。脳は小さな体で莫大なエネルギーを必要とする、『小さな巨人』なのです」(阿部さん)
脳は小さい割に多くのエネルギーを必要としている
(阿部さん作成の図を一部改変)
脳は全身に指令を出すという重責を担うため、多くのエネルギーを使うというのはうなずける。中でも今回注目したいのが、脳は大量の酸素を消費することだ。「脳ではたくさんの酸素が使われるために酸化が起こりやすく、それが認知症発症の一因であることが明らかになっています。かといって脳への酸素供給量が減れば酸欠状態になってしまうので、酸素は“もろ刃の剣” なのです」と阿部さんは話す。
認知症を疑わせる症状が出るころには、すでに後戻りできないところまで進んでいることもある。だが、阿部さんによると、そこまで進行する前なら予防するチャンスは十分あるという。
「アルツハイマー病は脳内で何らかの変化が生じてから発症するまでに25年かかり、発症後は10年ほどで亡くなると考えられています(詳しくは後述します)。言い換えれば、発症するまでの25年間、認知症予防のチャンスがあるわけです。その25年の間に、脳の『サビ』の原因であり、アミロイドβの蓄積などとも大きな関係のある『酸化ストレス』を少しでも抑えれば、認知症の発症リスクを低減し、健康寿命を延ばすことにつながると考えられます」(阿部さん)

「まあ、いいや…」和田秀樹が警鐘"40代から一気に脳の老化が進む人"の危険な兆候

2022-02-24 15:30:00 | 日記
下記の記事はプレジデントオンライン様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

老年医学の専門家である和田秀樹氏は「40歳こそ老化の始まり。この年代から“足りないものを足す健康法”へのシフトが重要だ」と説く。このたび上梓したセブン‐イレブン限定書籍『40歳から一気に老化する人、しない人』より、その一部を特別公開する──。
※本稿は、和田秀樹『40歳から一気に老化する人、しない人』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。
脳・前頭葉の萎縮は40代から始まる
人間の脳(大脳皮質)の表面積はおよそ新聞1ページの面積(2200cm2)に相当し、そのうち脳の各部に占める面積は広い順に前頭葉41%、側頭葉21%、頭頂葉21%、後頭葉17%となっています。あらゆる動物の中で、前頭葉がこれほど発達しているのは人間以外にありません。
人間が中年期を迎えてから経験する脳の変化でもっとも重要なのは、この前頭葉の萎縮
いしゅく
が40代から始まるということです。
読者の方が脳についてイメージする場合、おそらく医学の教科書に載っている脳の解説図のような、頭蓋骨の内側に隙間なく詰め込まれている状態を思い描くのではないかと思います。でも、実はこうした「きれいな」脳の状態を、とくに努力もせずに維持できるのは30代が限界です。
早ければ40歳を過ぎたころから頭蓋骨と脳の間にちょっとずつ隙間ができはじめ、その隙間は、歳をとればとるほど大きくなっていくものなのです。
前頭葉の萎縮が肉眼で確認できるほどに進むと、30代までのその人と比べ、意欲や創造性といった要素が明らかに乏しくなっていきます。

40代以降の最大の問題「感情の老化」
動脈硬化も、早い人は40代から始まっています。骨粗鬆症
こつそしょうしょう
に悩む女性も40代からめっきり多くなります。
とはいえ通常40代は、成人の体としての実用機能はあまり衰えません。問題はむしろ、心や感情から老け始める人が出てくる点でしょう。
いつの間にか新しいことに食指が動かなくなる。「面倒くさい」と思うことが増えてくる。さまざまなことに対してガツガツしなくなる……。「まあ、いいや症候群」が表れやすくなるのです。
そうした消極的生活によって感情が老化してしまうと、追いかけるように脳や体の老化をも進めてしまうことになるのです。
だからこそ、感情の老化は恐ろしい。気がついたらすぐに食い止める方策をとらなくてはなりません。
「感情の老化」の原因3つ
感情の老化の原因は、おおむね次の3つが考えられます。
原因1:前頭葉の老化
思考や意欲、感情、理性など、人間らしい振る舞いを司っているのが前頭葉です。前頭葉が活発に機能していると、アクティブで若々しいのです。ところが残念なことに、脳の中でも早くから萎縮が始まり、神経細胞の減少が起きるのが前頭葉。老化をもたらす大きな要因になっています。
原因2:動脈硬化
年齢とともに多かれ少なかれ、血管の壁にはコレステロールや中性脂肪などが沈着して厚くなっていきます。そうして血管が狭くなり、血液が流れにくくなった状態が動脈硬化です。
動脈硬化を起こしている人の脳は、自発性の低下や、泣き出すと止まらなくなるなどの「感情失禁」が起こりやすくなります。自分から行動することが少なくなり、感情に振り回されやすくなります。さらに悪化すると、脳の血管が詰まって脳血管性の認知症へつながる前段階になってしまうのです。
動脈硬化の危険因子として判明しているのが、糖尿病とタバコです。さらに高血圧、コレステロール、肥満、ストレス、性差(男性)、加齢などが挙げられます。
動脈硬化はいわゆる生活習慣病として、狭心症や心筋梗塞などの心臓病、脳卒中のような脳血管障害のリスクを高めるとよくいわれますが、感情の老化を引き起こすことも強調しておきたいと思います。

中高年こそ肉を食べるべき理由
原因3:セロトニンの減少
脳内の神経伝達物質であるセロトニンは、ほかの神経伝達物質のドーパミン(喜び、快楽に関係)や、ノルアドレナリン(恐れ、驚きに関係)などの情報をコントロールして、精神を安定させています。
若い人でもセロトニンが一時的に減ると、うつ症状が出ることがあります。意欲低下、イライラ、体中がどこかしら痛いなどと訴えるなど、さまざまな不調が現われるのです。
これは多くの高齢者が診察室で訴える不調と同じです。歳をとると当たり前のことのように思われがちですが、実はこれも、高齢化にともなうセロトニン減少による、感情の老化現象の1つだと考えられます。
セロトニンを作る材料の1つは、肉類に含まれるトリプトファンという必須アミノ酸です。この点で中高年以降こそ肉類は食べたほうがいいといえるのです。
ルーティンを避ける
前頭葉の萎縮を遅らせるための手っ取り早い方法として挙げたいのは、日常生活におけるルーティンをなるべく避けることです。
たとえば仕事からの帰り道、会社から自宅までの道順を時々変えて、普段はあまり通らないルートをあえて選んで家まで帰ってみる。ランチもいつも決まった店に行くのではなく、話題のお店や行ったことのないお店を試したり、新規開店のお店にも挑戦してみる。
自分で料理をする人なら、これまであまり扱ったことのない外国食材を使ったメニューに挑戦してみることなどもいいでしょう。
もう少し知的な前頭葉の鍛え方としては、自分の思想とは真逆の、相容れない意見の記事や本をあえて読んでみるのも、脳への刺激という点ではお勧めです。
自分とは相容れない意見やイデオロギーに触れたとき、人はついつい斜に構えてしまうものですが、それでも真正面から向き合ってみれば、意外な発見のひとつやふたつはあるかもしれません。仮にそうした発見が何もなかったとしても、「それは違うぞ」などと心の中で「ツッコミ」を入れながら読むことになりますから、前頭葉にはとてもいい刺激になる、というわけです。
写真=iStock.com/bowie15
※写真はイメージです

「決めつけ」型の思考から抜け出そう
こうした姿勢を、読書にかぎらず日常全般で実践すれば、より効果的な前頭葉の訓練になるでしょう。
具体的には、「目的Aを達成するにはBという方法しかない」「自分のこの考え方が絶対に正しい」といった「決めつけ」型の思考から抜け出し、世の中には自分が「正しい」と思っている方法や理論以外にも「いい方法」や「いい意見」が存在する可能性を常に意識する。そうした思考パターンを日常生活の基本にするのです。
たとえば、職場の若手社員などから出される意見に対しても、頭ごなしに否定するのではなく、「もしかしたら、彼らの言うことが“よりよい”ものである可能性もあるな」というくらいに受け止めてみるのです。
「あれもこれも思考」のすすめ
これはなにも、若者の言うことを全面的に認めましょうという話ではありません。自分では「自分の意見が正しい」と思っていても、それが「100%正しい」と決めつけるのをやめよう、ということです。
相手にも何%か何十%かの正しさがあり、双方の正しさがせめぎ合う中で議論が成立しているんだ、という思考パターンを意識する。あるいは、どちらかが正しくてどちらかが間違っているのではなく、両者が正しい可能性があることを留保する。そして、1つの問いに対して複数の回答が用意できるようになる。
私はこれを、「あれもこれも思考」と呼んでいますが、こうした姿勢は、前頭葉を老化させないためのいい習慣です。

40代から要注意「性ホルモンの減少」
実は40代に起こる身体的な変化のうち、おそらくその人の生活にもっとも幅広い面で影響を及ぼすのは「性ホルモン分泌量の減少」。つまり更年期障害が始まることです。
更年期障害といえば、かつては女性特有のものというイメージが強かったのですが、2000年代に入って漫画家の故・はらたいらさんが著書などで自身の闘病体験を語ってくれたおかげで、男性にも更年期障害があることが広く知られるようになってきました。
ひと昔前までは男性ホルモンといえば、性欲との関係で語られることがほとんどでした。男性ホルモンが減ったほうがいわゆる「枯れた」老人になれるとか、おとなしくなるとか、あるいは「浮気をしなくなるから結構だ」とさえ思われてきました。
ところが近年、男性ホルモンの研究が急激に進んだことで、男性ホルモンの減少にともない、性欲だけでなく、意欲全般が落ちることがわかってきました。男性が中高年になると人づき合いが面倒になって家に閉じこもりがちになり、「濡れ落ち葉」などと揶揄
やゆ
されるのは、まさしくこの男性ホルモンの減少によって起きていることなのです。
人づき合いが億劫になるのは黄信号
このように、人づき合いが億劫
おっくう
になるのも、男性ホルモンの減少による重要な症状です。
女性は更年期以降男性ホルモンが増えるので、意欲的になり、これまでより人づき合いが豊かになることも珍しくありません。高齢者の団体旅行に女性が多いことなどは、こうした理由もあるのかもしれません。
さらには男性ホルモンの分泌が減ってくると、判断力や記憶力などが鈍ってくることもわかってきています。

40代からは60代以降に実現する「夢」を持つ
終身雇用・年功序列制度が一般的だった時代、中間管理職に求められる資質は部下の話をよく聞き、上役の意向とのバランスを取って調整する能力でした。こうした役割は、自己主張を押し殺せるほうがうまくいきますし、そのため、かつては男性ホルモンの分泌の減退気味な人が中間管理職になることに目立った問題は生じませんでした。
和田秀樹『40歳から一気に老化する人、しない人』(プレジデント社)
ところが、競争型のリーダーシップが求められるようになったいまの時代の40代は、男性ホルモンやセロトニンの分泌量が減ることのリスクを被りやすくなっています。意欲や活力が低下し、適応能力が落ちている人に対しては、会社側がセカンドキャリア研修に留まらず、早期退職や転職などを示唆してくるケースもあるでしょう。
あるいは、定年後に起業を考えている読者の方であれば、何をどのように扱って起業するかというアイデアだけは40代のうちに温めておくのがよいでしょう。知人の定年後の起業に詳しいコンサルタントによると、定年間際や定年後にようやく起業について考えるという人は、だいたい失敗するそうです。
60代ともなれば、前頭葉が司る創造性や意欲は40代のころよりかなり落ちているでしょう。40代のうちから、夢を持つだけでなく、具体的に準備を進めていなかった人は、定年後からのスタートでは想像もしていなかったような苦しい思いをすることにもなりかねないのです。

  • 和田 秀樹(わだ・ひでき)
  • 国際医療福祉大学大学院教授
  • アンチエイジングとエグゼクティブカウンセリングに特化した「和田秀樹 こころと体のクリニック」院長。1960年6月7日生まれ。東京大学医学部卒業。『受験は要領』(現在はPHPで文庫化)や『公立・私立中堅校から東大に入る本』(大和書房)ほか著書多数。


背中を押すつもりが逆効果…ひきこもりの子を追い詰める親の"最悪の声かけ"

2022-02-24 13:30:00 | 日記
下記の記事はプレジデントオンライン様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

不登校やひきこもりになった子供に、親はどう接したらいいのか。高校2年生で不登校になり、30代までひきこもりを経験した林恭子さんは「ネガティブな言葉は、傷口に塩を塗り込むようなもの。同世代と比べたり、プレッシャーを与えたりするのは逆効果だ」という――。
※本稿は、林恭子『ひきこもりの真実 就労より自立より大切なこと』(ちくま新書)の一部を再編集したものです。


家族が「心地の良い環境を整えてあげる」ことが必要
ひきこもり状態というのは、「ガソリンの入っていない車のようなもの」だとも思う。
ガソリンの入っていない車を動かそうと外から働きかけてもそれは無理というものだ。車にガソリンが必要であるように、人もまずはエネルギーを貯める必要がある。
そのエネルギーとは図表1にあるように、何かしら当事者にとってポジティブな出来事や声かけであり、「安心感」や「理解」「共感」などである。ただし、これは一滴ずつしか溜まらずとても時間がかかる。
出所=林恭子『ひきこもりの真実 就労より自立より大切なこと』(ちくま新書)
ところが、図表2のように当事者にとってネガティブな出来事や声掛けがあるとせっかく溜まったエネルギーは一気にゼロになる。また一からやり直しである。
出所=林恭子『ひきこもりの真実 就労より自立より大切なこと』(ちくま新書)
私はこれを何度も繰り返しながら、なんとかいっぱいに溜まってあふれ出すようになったのが「生きてみよう」と思った三六歳のときだったと思う。
家族にお願いしたいのは、一滴一滴溜めるための手助けをしてほしいということだ。そのためには、本人ができるだけ居心地よく、できることなら「楽しい」とか「うれしい」というポジティブな感情を持てるような、心地の良い環境を整えてあげることが必要だ。
返事がなくてもあいさつは欠かさずに
本人はありとあらゆる言葉ですでに自分を責めているので、傷口に塩を塗り込むようなことは必要ない。むしろ、それを消し去れるほどのプラスのメッセージを送ってほしい。
「あなたには生きる価値があるし、誰よりもあなたを大切に思っている。あなたの人生を精一杯応援する」というメッセージを送り続け、エネルギーを溜める手助けをしてほしいと思う。
また、関わり方としては、できるだけ普通に家族の一員として接することが大切だと思う。たとえ返事がなくても「おはよう」「○○に行ってくるね」などと声をかけたり、腫れ物に触るようにするのではなく、他の兄弟とできる限り同じように接してほしい。

プレッシャーは脅しになる…親が口にしてはいけないNGワード
声掛けのヒントとしてNGワードとOKワードも紹介したい。
NGワードの一つは「○○ちゃん、就職したんだって」とか「△△くん結婚したらしいよ」など同世代と比べること。また、「これからどうするの?」「お父さん、もうすぐ定年なんだけど」「もううちにはお金がない」などプレッシャーをかけるような声掛けもNGだ。
親にすれば少し背中を押して動いてもらおうという思いで出る言葉だろうが、これはプレッシャーというよりは脅しであり、本人をよりひきこもらせるには効果的だが前に進んでほしいと思うなら最悪の言葉かけである。
また、「学校行かなくていいし、仕事がつらいならしばらく休めばいい。でも、せめて朝は起きよう。散歩くらいはしよう」というのもNGで、そんなことができるならとっくにやっている。
好きなこと、趣味の話はOK
ではOKワードは何かというと、社会問題や話題になっている人の話、本人の好きなことや趣味についてなどだ。
実はひきこもりの人は投票率が高いといわれることもあり、社会問題に関心がある人も多い。ニュースなどをよく読み世の中の動きに敏感であり、自分事として政策や福祉の在り方などに関心を持つとも考えられる。
写真=iStock.com/artisteer
※写真はイメージです
また、ゲームを一日中やっているようだったら教えてもらって一緒にやってみるとか、本人の好きなことについて聞いてみたり教えてもらったりするのもいい。スマートフォンやパソコンに詳しい当事者もいるので、習ってみるのも良いと思う。

林恭子『ひきこもりの真実 就労より自立より大切なこと』(ちくま新書)
口は利かないが釣りやドライブには親と一緒に行くという人もいる。一緒に過ごす時間を増やすのも、いつか話ができるようになるには大切なことだと思う。
また、本人が家から、自室から出ない、口もきかないという場合、起きていることをそのまま理解してみてはどうだろうか。外に出ないということは家のほうが良く、外が嫌なわけだ。外に何かつらいこと、抵抗を感じることがあるのではないか。
口をきかない場合、何かそうする理由があるはずで、以前に本人の気持ちをきちんと聴かずに否定したことはなかったか、いつも本人の希望とは違うことをしていないか、などと振り返ってみるのも良いのではないかと思う。
「わかり合えない」は相手を理解するための最初の一歩
親子はもっとも身近でありながら、ときにもっとも遠くなってしまう存在かもしれない。私も母とは「わかり合えない」と悟ったときに、ある一定の距離ができたことは否めない。
だが、そのことで愛情がなくなるとか、関係が冷えるとかそういう感覚は一切なかった。むしろ「わかり合えない」とわかることは相手を理解しようとするための最初の一歩なのではないかと思う。
もし「子どものことはなんでも自分が一番よくわかっている」と思っている親がいるとしたら、それはとても怖いことだと思う。子どもをわからない「他者」として認め、だからこそ理解したいと思ってくれたら、それが望ましい接し方ではないかと私は思う。


  • 林 恭子(はやし・きょうこ)
  • ひきこもりUX会議代表理事
  • 高校2年生で不登校になり、以来30代まで断続的にひきこもって過ごす。2012年から当事者活動を開始。全国で「ひきこもり女子会」を主催する他、メディアや講演を通して、ひきこもりについて当事者の立場から伝えている。現在、ひきこもりUX会議代表理事。他、新ひきこもりについて考える会世話人、東京都ひきこもりに係る支援協議会委員等を歴任


顔に出るアルツハイマーの兆候、AIで見抜けるか

2022-02-24 12:00:00 | 日記
下記の記事はビヨンドヘルス様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

顔が赤く火照っていれば熱発。青白い顔は貧血。黒ずんでいると肝臓や腎臓疾患。身体の調子は顔に出る。といった話はよく聞く。そして現在、認知機能の低下も顔に出るという研究結果が世間を驚かせている。夫婦二人三脚で同分野の研究を続ける亀山祐美・征史の両氏に話を聞いた。
数年前に亡くなった筆者の母は晩年アルツハイマーを患った。当時の写真を見ると、元気なころと比べ「なんとなく違う顔」をしているのがわかる。どこがどう違うのか、はっきり言葉で説明するのは難しいのだが──。
感じたままを羅列すると「表情が乏しい」「黒目が濁っているように思える」「口角のあたりに力がなくなった」といったところか。同じことを姉も感じていたようで、「家族だからわかるんだろうね」と邪気なく笑ったりしたものだった。
ところが赤の他人でも、いや人間ですらない者にも、この「なんとなく」が判別できるかもしれないという。東京大学医学部附属病院老年病科の亀山祐美特任講師が説明する。
「私自身、20年くらい物忘れ外来などを担当しています。長く診ている患者さんが何人もいます。年を経て顔は変わっていくものですが、見た目が実年齢以上に老けてくる方も中にはいらっしゃる。まずはこの部分の研究をはじめました」(亀山祐美氏)
見た目年齢と実年齢の乖離
認知機能低下の疑いで、東京大学医学部附属病院老年病科に入院した124人の患者を対象に、認知症検査の世界基準であるミニメンタルステート検査(MMSE)や、老年期のうつ検査(GDS-15)などいくつかの検査を実施。一方で、彼らの顔写真を医師5人、心理士5人に見せ、その見た目年齢を判断してもらうという実験を試みたのだという。
「2020年7月に論文として発表したのですが、結果を大雑把にいうと、例えばMMSEの数値が高い、つまり認知症の疑いが低い人は見た目の年齢が実年齢よりも若いということわかったのです」(亀山祐美氏)
アルツハイマー病の名付け親は、ドイツの精神医アロイス・アルツハイマー博士だ。彼の患者でアウグステ・データーという女性がいた。初めてアルツハイマー病の診断を受けた人として知られる。彼女は50歳で発病し5年後に亡くなるのだがその間に撮られた写真はまるで老婆のように見え、とても50代前半とは思えない。
アウグステ・データー(イラスト制作:クラッチ工房)
アルツハイマー博士も見た目と実年齢の乖離に問題意識を持っていたからこそ、写真を残したのかもしれない。
AIに認知機能が低下した人の顔を学習させる
「私は仕事がら毎日のように認知機能が低下した患者さんと接しているので、症状が一定程度進行した方であれば、表情などから認知機能の低下を感じることはできます。しかし、ごく初期の方や軽度認知障害(MCI)の方まではさすがにわかりません」(亀山祐美氏)
認知症は早期発見、早期介入することができれば、その後の進行を大きく抑制することができる。ただしそのあぶり出しは難しい。
現在日本に900万人近くいると言われるMCIは、放置すればその半数が認知症に移行するとされる。ただ、自覚症状は少ない。MCIの段階では日常生活を苦なく過ごせる人も多いわけだ。

「普通に暮らせている人に対して、『今日は何月何日ですか』とか、『ここはどこですか』『100から7を引いてみてください』などの質問をすることは、ともすると相手の心を傷つけてしまうことがあります。また、アルツハイマーの原因といわれるアミロイドβの量を検査するアミロイドPETは非常に高額だし、脳髄液を採取する必要があるので身体への負担も大きい」(亀山祐美氏)
心も身体も傷つけることなく、しかも簡単に検査することができれば未来は明るい。

夫婦の連携が結実
見た目と実年齢の乖離に着目している亀山氏は、所属する東大病院・東京大学の倫理委員会を通し、個人情報の取り扱いなどをクリアにした状態で患者の顔写真の収集を続けた。
「もちろんご本人やご家族の承諾も得たうえで、認知機能が低下した方121人とそうでない方117人の顔写真を採取しました。これらを素材に、画像解析などの技術を使って何かしらの診断ができないだろうかと考えました」(亀山祐美氏)
ところが話を持ちかけた民間のメーカーからは「数が少なすぎる」と難色を示されたという。
「そもそも写真データを大学外に持ち出すこと自体が倫理委員会の取り決めに抵触することもわかり、自前でなんとかするしかないと考え始めたところで、夫の征史が『AIのディープラーニング技術を活用できるかもしれない』と発案してくれたのです」(亀山祐美氏)
サンプル数の少なさがネック
亀山祐美氏の夫征史氏は東京都健康長寿医療センターの放射線診断科の医長だ。ディープラーニングの技術にも詳しい。
「認知機能が低下してる群が121人で、正常群が117人。合計238人が全サンプル数です。一般にディープラーニングといえは数千、数万の学習が必要だと思われているのですが、少ないサンプルを有効利用してより多くのサンプルを検討したのと同じ効果が得られるデータオーグメンテーションという技術があるのです。それから、『ImageNet(スタンフォード大学が収集・分析したデータ集)』のようなたくさんの物体ですでに学習したモデルを使う、転移学習という手法も使いました。」(亀山征史氏)

多くの動物の中からネコを選び出す工程を考えてみる。ただし、手元にあるネコのデータは100種類だけとする。
毛がモサモサしていて、耳や目が2つあって、四本脚で歩いて、でも時々二本足で立ったりもする。イヌやトラ、ヒョウなどとそっくりだ。区別するためのデータは多ければ多いほどいい。しかし、手元にあるネコの写真は100枚きり。
「ごくごく簡単に説明すると、このような場合、写真を大きくしたり縦長にしたり短くしたり、反転させたりすることでデータ量を“水増し”するわけです。こうすることでより多くのデータを検討するのに近い効果が得られる」(亀山征史氏)

正答率は9割以上
データオーグメンテーションの技術でサンプル数を増やし、これを0から9までの10グループに分け、それぞれを比較検証する交差検証で分析したところ。
  • 陽性(認知機能低下)をきちんと陽性と判断した数値は87.31%
  • 陰性(認知機能低下なし)をきちんと陰性と判断した数値は94.57%
  • 全体から、陰性と陽性を選び出す「正当率」は92.56%
素人目には十分なように見えるのだが──。
「論文として成立させるためにはギリギリのサンプル数だと思いますが、そこそこの精度は出ていると考えています。ただ、今回は東大病院にいらっしゃる患者さんだけのサンプルなので、他の病院で撮った写真で当程度の結果になるかはわかりません。今後もサンプル数を増やしていく必要があります」(亀山征史氏)
AIが算出したスコアとMMSEとの関係。AI算出スコアの高い方が認知機能が低い
そもそも、AIは何を見て陽性と陰性を判断しているのだろうか?
「その部分に関しては、実はブラックボックスなんです」(亀山征史氏)
ブラックボックスの中身とは?
認知機能が低下している顔。これをきっちり数値化できれば認知症診断の世界に革命が起こる。しかし、AIの判断がどこを手がかりにしたものなのか、詳しいことはわかっていないのだという。
「検証するために、顔写真の上半分と下半分とに分けて、同じように検証してしみたところ、下半分のほうが若干正答率が高く出ました」(亀山征史氏)
「漠然とではありますが、目元を見て判断しているのかな、と感じていたので少し意外な気がしました」(亀山祐美氏)
なにはともあれ、この技術が確立すれば認知症診療の歴史が大きく前進するのは間違いない。医師が問診中に写真を撮り、それを解析することができれば大の大人に対して「今日は何日ですか」などの質問をする必要もなくなるだろう。
「健康診断の際に顔写真の撮影を続ければ、去年と今年、10年前と今を比べることもでき、早期発見につながりやすいと考えます」(亀山征史氏)
早期発見、早期介入が認知症の発症を遅らせる効果があることは確実だ。手がかりは多いに越したことはない。
「顔写真による認知症診断の分野については、診断をするというよりも、病院受診するきっかけ作りに有用なのではないか」と亀山征史氏は語る。
AIによる写真解析技術が認知症診断の新たな手がかりとなる日は近い。