海辺の暮らし。

海に行くとストレス解消&へなちょこぴーちゃんとの毎日。そんな生活を、きままに発信してます。

悲しいね・・・

2007年04月30日 | Weblog
社説的なことを書いていたら・・なんだかやりきれなくなって
ここにも記したくなりました。

119頭の犬達が 安楽死をさせられた。

人間にも感染するというブルセラ病陽性の犬達でした。

本来ならば個体管理をし責任を持って終生飼育すれば生きていられる命でした。

しかし、ペット産業という人間の欲の犠牲になった命達は、劣悪な環境下の元
狭いゲージに押し込められ、ブリーダー経営破たんの時には
生きていることさえが辛い状況になっていました。

関西での出来事ですが、ちかくの知人から電話がありました。
彼女も愛犬家です。

 はよ殺してやらなかわいそうやん・・

所有権を放棄された犬達は 行政の手に委ねられていました。

そこへ正義をかざし殺処分反対を掲げたのは愛護団体でした。

法廷へと場所をうつした犬達の命・・・

こうして記していると愛護団体は正義の味方のようにみえますが
痛みに苦しみ、泣き続ける命達を生かせて置くことが
どうしても正義には見えなかった・・・

さまざまな私欲と名声がかかったサルカニ合戦。

犠牲になるのは言葉を持たない純真無垢な命達。

そして安楽死という結末をむかえた119頭もの尊い命。

安楽死を肯定するつもりもありません。
しかし、動物医療の現場に携わっていた一人間として・・・

ごめんね。勝手なようだけれど生まれ変わってここへおいで
幸せにするから・・・

そんな感想を持つほどに、容態は悪かったのです。

五年前、娘が旅立つ前に出会った 捨てられた命
娘の想いが身体をもつ私にとって、娘から託された最後のお願いだと
感じたのです。

ママ、犬達をお願いねと託され幸せへと旅立っていった
里親募集のワンニャン達・・・
幸せへの旅立ちに見送りながら、その都度流れる涙。
生きていることへの感謝。
同じ世界に生を受けた者同士・・・・

どうして人間は 敬い共存することができないのでしょうか。

せめて子供達の世代には 動物達にも尊厳を。

我が家にも新しい家族を待つ命が三つ。

それしか出来ないけれど、ぴーもぴーのお友達も幸せになっていく
ワンニャンを見守ってくれています。

それはボランティアなんておこがましいことじゃなく。
人間がつくりあげた動物達の立場を同じ人間として詫びること。

たとえば、ペットショップで犬を買わない。
保護センターを覗いてみる。
のらちゃんに文句を言うのじゃなくて、だれがこうしたのと考えたり。
嫌いなら、スッとよけるマナーだったり。
自分のペットがかわいいから子孫をと思う前に殺処分されている命を
思い出してみたり・・と。

まだまだ、小さなできることが目の前にあるような気がします。