埼玉レオの道は続くブログ

埼玉西武ライオンズ、さいたまブロンコスを中心にスポーツ観戦の感想や日常生活について書いています。

ホテルローヤルを読んでみた

2022-02-08 21:40:47 | インポート
今日は町田へ外出。夕方、仕事をおえて小田急電にのると、新宿で人身事故の車内放送。新宿駅で人身事故のようで、湘南新宿ラインと埼京線が運転見合わせ、、、帰れない~

とりあえず、山手線のって田端。田畑から京浜乗り継いで、赤羽で高崎線に接続作戦。しかし、湘南新宿ラインの影響なのか、上野東京ラインの高崎線も遅れてて赤羽20分待ち。結局、3時間かかって最寄り駅につきました、、、、

移動時間が増えましたが、先日買った直木賞作品の『ホテルローヤル』があったので、長時間の乗車もむしろよい機会。
前々から読んでみたかった本でしたが、Amazonポイントが余っててポチったのですが、すっごい良かったです!!
20220208_213825.jpg

最初は官能小説か?という感じでちょっと引いたのですが、そこからが凄い。

短編小説が連なりつつ、いろんな場面がラップしながら前後の話がつながり、しかも読み進めるたび、場面が過去へさかのぼっていくこの構成に、完全に飲み込まれましたよ。
一つ一つの物語には、歪な愛情や切なさや裏切りが混在し読者の心にさざ波を与えるも、読後の感情は悪くない。さらに後半の章ではエンディングがはっきりと書かれていないゆえに伏線が際立って、自分も小説の一部になっていたことを感じさせられました。

大どんでん返しは小説の一つの醍醐味ではありますが、このように少しずつ種明かしをしながら進んでいき、決して派手なエンディングではないものの、じんわりと心にしみてくるのもよいですね。

舞台が釧路の町メインに加え、札幌の描写もあるなど懐かしさもあって、余計に親近感が湧いたのかもしれません。一通り読んで、改めて、伏線を確認しながら読みなおす、そんな小説に出会えると本当に幸せになれます。


帰宅後は余韻に浸りながら、ちょっと高いビールと菜の花とアサリの酒蒸しにお刺身♪
20220208_213836.jpg



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする