あかね書房 1200円+税
読み終えて、思わず「村上しいこさんは、子どもの代理人だなぁ」とつぶやいていました。
子どもの本書きが、「自分は子どもの代理人だ」といったら、もうそれだけで付き合いたくはありませんが、しいこさんの作品は自然にそうなるのでしょう。
子どもにだって悩みはあります。しかも深刻な悩みが。スイカちゃんは、イチゴちゃんの小顔がうやましくてなりません。(どうして、わたしの顔はこんなに大顔なんだろう)。
おかあさんに「わたしって、かわいい?」と聞くと「かわいいわよ」「どこが?」「ぜんぶよ」といいます。それなのに自分では、小顔になるというフェイスローラーでせっせと。スイカちゃんも、フェイスローラーならぬローラーで。顔の皮がむけてしまいました。病院に行くとスイカちゃんにいじわるいった、イガクリくんも鼻を押さえて。
顔の皮がむけたのも、鼻の穴が塞がったのも……。イガクリくんはさけびます。
「おれたちは、みらいへの ちょうせんしゃだ」
鍼灸院も連休で、二日遅れのメンテナンスに。もみもみと鍼ちくちくをしてもらいました。それから「手塚治虫」の部分修正をして、遊戯詩「う」を。
帰宅したら文研出版の生田悠さんより、絵本『たまたまたまご』の色校が。絵は北村裕花さん。その絵の部分をちょっとだけ。
う
うはうそでもうのみする
うはちきゅうはさんかくといわれると
ちきゅうはさんかくとくりかえす
うはかみさまもときどきしぬというと
かみさまもときどきしぬとくりかえす
うはどこまでもとべるといわれると
どこまでもとんでいく
あるひ
ぼうえんきょうをのぞきこみ
はかせはかわうそになった
(かわいそうに)
うがあまのかわをおよいでいた
「フルーツふれんずスイカちゃん」を紹介して頂きありがとうございます!
2006年に麟太郎さんからいただいた
『子どもたちの教師ではなく友だちでいてください』を大切にしています。
カワウが魚を大量に「うのみ」するから、釣れなくなるんです。どこまでも飛んで行ってほしいです。釣り人を慰めてくれる詩?、ありがとうございます。
そんな恥ずかしい葉書を書いてたんだ。オユルシアレ。(^0^)
絵本の河さま
いいところへ行かれましたね。赤痢菌は冤罪のようです。水道管の中では、酸素不足と低温で増えられないそうですから。
ひでちゃんさま
水鳥はほとんどどなたも魚を鵜呑みだけれどね。詩は実用には役に立たんよ。
もしかしたら同じなのかなぁと考えています。わたしのは共同通信です。テーマは平和と手塚治虫です。今日、仕上げます。