
今年も山形から、この季節だけの宝石が届きました。
サクランボ、地元では桜桃、であります。ネイティブの発音は「おうとう」ではなく「おーとー」です。
写真は「佐藤錦」 そう、King of Sakuranbo (決してcherryではない)、サクランボ界の横綱であります。
93歳になる祖母、キンさんの実家は佐藤錦発祥の郷、山形県東根市にあります。果樹王国、サクランボ王国、でありますね。
キンさんの妹が嫁いだ渋谷さんちが作っているサクランボは、東根のなかでもかなり上位の品質であります。5本の指に入るんじゃないかしら、と勝手に思っています。
もちろん上の写真も渋谷さんちのサクランボ。
私の実家のある河北町やとなりの寒河江市など、県内陸部ではよく作られる品種です。内陸部でも東根、河北、寒河江、天童あたりがもっとも生産に適しているのでしょう。
高砂、ナポレオン、ジャボレー、南陽・・たくさん種類があります。
最近は紅秀峰とか紅さやかなど耳慣れないあたらしい種類のサクランボも出まわっておりますが、やはり佐藤錦、です。
これに勝る甘味、酸味、かみごたえのバランスのとれた素晴らしい品種はありません。
この時期に里帰りして家族をつれて渋谷さんちに行くと木を丸ごと一本預けられて、「好きなだけ、もいで(採って)食え」
籠を渡された子供たち(歳とった子供たちも)は狂喜乱舞。籠に種がいっぱいになるほど、サクランボを食べた記憶があります。
あまり食べ過ぎると、おなかが壊れちゃうんですけどね・・・。
渋谷のおじさんも亡くなり、今は息子さんとお嫁さんが一所懸命、子供を育てるように果樹園の手入れをしています。
今が一番大変な、そして気をつかう時期と思います。どうかお身体大事に、これからも美味しい「おーとー」を育ててくださいますように。
で、同じ赤い実ですが下の写真は「やまもも」です。
ヤマモモの木は霊園に5,6本あるのですが、霊園入り口のT字路のところの木がいちばん実の付きが良く、今年もたくさん真っ赤な実がなりました。
墓経の帰りにもいで食べていると、「ええっ、食べれれるんですか?」と言われますが、食べられます。
甘酸っぱい、アセロラのような味がします。
わざわざもらいに来る人もいて、訊いてみるとジャムにしたり、お酒を作ったりするそうです。御参考までに。クックパッドとリンクしてあります。
今年はもう収穫してしまいましたので、来年よろしければ、もらいに来てくださいませ。
今年は本当に生りモノが良いようで、ビワもたくさん生りました。
花のほうは、というとアジサイ、沙羅も終わりに近づき、アザミ系の花が蕾を膨らませてきています。
先日、草遊会の方が向日葵の苗を植えておられましたので、これからどんどん伸びていくのが楽しみです。
今日はここまで。